カテゴリ:山遊び( 23 )

 

2016 3月の三連休@志賀高原



年々スキーに出かける回数が減ってきてしまっているが、今シーズンは、今までに経験のないほどの暖冬と相まって、やっと3回目だ。
しかも今回は、スキー目当てではなく、湯田中・渋温泉郷の金具屋のお湯を楽しむのが目的というものだ。
そうは言っても、せっかく北信に行くのだから・・・・という訳でスキー道具も積み込んだのだが、スキー場は現地で見つくろうというバアタリリアリティーで対処。その結果、焼額山手前の一ノ瀬で落ち着いた。
道路を挟んで宿泊施設がひしめく背後には、見渡す限りのゲレンデ、またゲレンデ。春の陽気に広々としたゲレンデで気持が良い。
結構真面目に滑ってから、1時間ほど道を戻って湯田中に向かう。
渋温泉の、所謂温泉街はすこぶる情緒があってよいのだが、分り辛い。その細道をそろそろと車で辿った奥に金具屋の看板を見つけた。
さすがに江戸時代から続いたと言うだけあって古めかしい。現当主は9代目ということだ。
ひと風呂浴びて、夕方からこの9代目の館内説明会に参加した。鍛冶屋から旅館に移行した当初は、湯治場だったとのこと。個人的には湯治部も残してほしかったが、その後の世の中の変遷に伴って、金具屋も変化してきたそうだ。
思った通り、熱めだが気持のよい温泉と、情緒あふれる宿に満足した旅だった。
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by 50SanKai-club | 2016-03-21 11:42 | 山遊び  

201411.15-16 恒例の自然薯祭

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去年は日程が合わず参加できなかった自然薯掘り。お誘いが来たので二つ返事で参加することにした。秋のキノコは2003年から、自然薯は2005年からの参戦だから、かれこれ10年前後なる。もう10年かぁ~。
e0183673_705950.jpg今年は瞬間最大参加人数11名、横浜発が9名と多い。まず、朝一でS根さん達をPick Upして幹事長S沢邸に向かう。幹事長車と自分の車に荷物と人を分散して出発。新東名で行く予定だ。東名時代は富士川SAでトン汁というのが定番で、アジフライを追加するか否かで迷ったものだが、新東名を使うようになってからは静岡SAで朝食。e0183673_74798.jpg今回は昼飯、晩メシとバッティングしないようにラーメン+小キノコ丼。新東名になってからはこのSAから一般道に降りて現場に向かう。東名時代よりアプローチが近くなったようだ。
やがて常緑の茶畑が急斜面にぎっしり並ぶ山腹の細道を縫って現場に到着する。今日は快晴!現場付近はやや風はあるものの、日差しに助けらe0183673_76377.jpgれてすこぶる快適なコンディションだ。幹事長はもとより、S根、naoさんらが弁慶の七つ道具をゾロリと担ぎ出して準備を始める。定番、金象印のスコップをはじめ大小すき・クワ、つるはしにノコ。柄をつけた鎹(カスガイ)に園芸用のシャベルと、使い込んだ道具の数々にはいつも驚かされる。極めつけは鑿であるのだが、ノミといっても背丈もあろうかというもので、e0183673_785869.jpg柄が鉄製のモノなどは手に持つだけで重たい。これでドスンとやると狭い所で大変効果的に縦穴が掘れる訳で、この日も大活躍であった。道具を持たない私他何名かは必然的に道具のある掘り手の近くで作業することになる。それぞれになんとなく分散して山に分け入るのだが、今年は少々作業現場の様子が変わっていた。どうも自然薯のツルはもちろん、下草低木の類が刈り込まれて仕舞っているようなのだ。よく見ると道沿いに桜の若木が植えられている。きっとこのための草刈りなのだろう。植えられた桜に影響を及ぼさぬよう注意しながらイモのツルを探すがいつもありそうなところが切りはらわれていてe0183673_7504349.jpgなかなか見つからない。これかと思って掘ってみると全く違う地下茎であったりもして、今年は難易度の高いイモ掘りになりそうだ。ようやく一つアタリに巡り合って掘るが、なんと数センチというBaby!結局午前中はそんなこんなで過ぎてしまった。この収穫量では今夜の宴会が心配だが・・・。
e0183673_7524476.jpg正午を回った辺りで昼食にする。今回の私の昼食は、ちょっと趣向を変えてクラムチャウダーに神戸屋のライ麦ジャーマンブレッド。夜はそば打ち名人S根さんの極上とろろそばと分っているので、朝ラーメン、昼スープ&ブレッドと被らないようにしてみたのだ。
ほんの少し酸味がある固めのライ麦パンをクラムチャウダーに浸して食べる。ジャーマンブレッド1個の3分の1くらいだが充分なランチだ。食後にハーフ&ハーフのラテを飲んでお腹も満足したところe0183673_7542927.jpgで午後の作業に入る。
午後は幹事長の見つけておいてくれたツルの発掘作業。さすが幹事長!よくもまぁ悪条件の中で太いツルを見つけられるものだと感心してしまう。ペアを組んだK戸さんのパワーでなんとか1mモノを掘り出すことができた。更に少し下ったところで頑張っているI見、W部チームに合流してもう1本。私的には大収穫だ。
午前中の苦戦で心配された収穫量も午後の頑張りで挽回でき、土産までとはいかないが、大人数の今夜の宴会は十分に賄えそうだ。
太陽も山の上にしか当たらなくなり風も冷たさを増す頃、作業終了。e0183673_7561232.jpg一旦幹事長別邸に立ち寄って、男車、女車に分れて風呂に向かう。男どもは入浴時間が短いので、先に上がって買い物に走ろうという訳だ。
白沢温泉もりのいずみは大好きな温泉だ。川のせせらぎを聞きながら入る露天風呂は温度もちょうどよく、なにより解放感がたまらない。
すっかりリラックスして幹事長別邸に戻ると、それぞれに宴会準備だ。私の役どころは炭起こし。例年このポジションなのだ。女性軍も戻ってきて、いよいよ宴会準備も佳境に入ろうかというところで懐かしいメンバーが顔を出した。ベルギーに嫁入りしたM&Mが旦那を連れての登場だ。2週間の休暇を日本で過ごしているらしい。みんなワイワイガヤガヤ賑やかに立ち働いて、S根さんのそば打ちが終わったところで乾杯!
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自然薯は翌朝の分を取り分けてすり下ろし、大きなすり鉢いっぱいに味噌仕立て、ツユ仕立てと二いろ作る。私などはなんにでもこのトロロ汁を絡めて食べるのだが、やはりマグロたっぷりの山かけはe0183673_937918.jpg文句なく美味く、味噌仕立てで一杯、ツユ仕立てでもう一杯と贅沢に楽しませてもらった。焼きモノは砂肝、ハツに立派なシイタケがたくさん。そして名物黒はんぺん。今回は地産モノかどうか聞き忘れたが、特に巨大なシイタケが美味く、炭火で炙り笠裏に汗をかいたところに醤油を垂らし、香り、味、歯ごたえと余すところなく楽しんだ。寸胴いっぱい作ったキノコ汁もなくてはならないものだが、締めはもちろん打ち立てのそばで、これは何の説明もいらないだろう。e0183673_9382625.jpg
酒もビール、ワイン、ポン酒と無尽蔵?にある。
夜も更けた頃、ベルギーからの二人が帰るというのでみんなで外まで見送る。言葉の通じない旦那の方はさぞホッとしたことだろう。(笑)
翌朝も天気に恵まれ清々しい気分で出発。途中、定番のお茶ようかんと松島園のお茶を買い込んで帰路に就く。e0183673_9392451.jpg松島園では美味しいお茶や旬のキヌカツギ、柿その他盛りだくさんにご馳走になり恐縮してしまうほどのお・も・て・な・しをいただいた。
穏やかな茶畑を眺めながら、また一年元気に暮らして、来年もみんなで自然薯祭ができますように!
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by 50SanKai-club | 2014-11-22 08:14 | 山遊び  

2014.10.18 苗場山に投げキッス!

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あれは確か・・2006年4月だった。巨匠T橋氏、naoさんと神楽ヶ峰に春スキーで出かけ、とても楽しかった思い出がある。その時は隣が苗場山だとも気づかずただただ滑ったり転んだりしながらカッサダム(田代湖)まで下りてきたのだった。
e0183673_701095.jpgここ1、2年、縁あって苗場スキー場近くの某宿に泊まるようになり、暮れか年初めに一族郎党でスキーを楽しむのが恒例となりつつある。NAEBAであっても苗場山が望める訳ではない。田代ロープウェイやドラゴンドラを駆使したとしても和田小屋までで、未だ見ぬ苗場山はやはりそれから4時間ほどのアルバイトが必要なのだ。
今年はどういう風の吹きまわしか秩父の笠取に始まって立山に行ったり、合間には高尾山に出かけたりと、苦手な山登りまがいに興じるようになり、冬が来る前にどこかもう一座などと思案するうちに、馴染みの?苗場山を目指そう!ということに落ち着いたのだった。 1日休みをとって、前日に湯沢に入り、オーソドックスな祓川ルートの起点である和田小屋までの道を確かめに行く。入念というか慎重というか、この辺が老人っぽいのだが、まぁ、年の功と言っておきましょう。e0183673_705585.jpg
さて翌朝、登山当時の空には雲ひとつなく晴天。まちがいなく日本晴れだ!昨日探っておいた道をたどって登山道入り口のある町営駐車場まで上がる。これから先にも道はあるのだが、和田小屋利用者以外は通行禁止とあり、すでに数台の車が止めてある。
支度をして出発。25分ほどで和田小屋に着く。ここで登山計画書をポストに入れ、スキー場を横切ると本当の登山道に入る。登山道はところどころ木道や階段が設置されているが、98%が深く掘れた石のe0183673_715073.jpgゴロンゴロンとした道でとても登りづらい。尾根の北西側を這い上がるように続く道は丈の高い笹で囲われ眺望はなく、陽も差し込まない午前中は冷え冷えとしたものだ。ところどころぬかるみ、ほとんど秩序なく階段状に続き、多少でもなだらかな部分というものがないため、下ノ芝まではちょっと休むということすらできない。かぐら第5ロマンリフトを過ぎ、もういい加減あきてきた頃にやっと尾根の東側に出る。太陽がさんさんと輝き、低い笹原を配して遠くの山並みが幾折にも連なる素晴らしい眺望だ。
中ノ芝で大休止、上ノ芝でも大休止といった具合で亀野歩は今日も行く!である。(笑)
やっとのことで小松原分岐に辿りついて稜線を平行移動するとあっという間に神楽ヶ峰だ。

狭い尾根道の途中というだけで、ポツンと新しげな道標がその名を知らせているのみの場所だ。その2030mのピークから数十メートル進み、苗場山を見渡せるやや広い場所に移動。稀に見る快晴の下、大眺望を楽しみ撮影に興ずる。遠く北西を望めば、立山の方角にはすでに雪をいただいた山々が肩越しに見てとれる。ここから苗場山までは深いUの字を描くように一旦下って登り返す。e0183673_765996.jpg目を凝らすと糸のように続く登山道に芥子粒のような人たちが認められる。時計を見るとすでに正午過ぎ。このUの字を渡り切って苗場に進むとコースタイムでも90分を要する。下りも小走りできるような山道ではないし・・・和田小屋の日の入りが17:06。山頂で自己満足に浸ったり昼食を取ったりすればギリギリだろう。
そんな思案に暮れているうちに腹の虫がグ~っと鳴った。
手の届きそうな苗場山に投げキッスして神楽ヶ峰から上ノ芝まで下りて昼食を取る。普段は決して箸を向けないような味の濃いものが美味く感じるから不思議だ。e0183673_775467.jpgまたまた大休止の後、和田小屋まで下るが、これがまた一筋縄ではいかない。例の無秩序な段差の続くゴロゴロ道だからだ。足首辺りの小さなサスペンションはグタグタ、膝も笑い始めるし太ももに至っては少しの傾斜にも耐えられずにフニャとしてしまうテイタラク。いやはや何とも長く辛い下り道だった。
登山道が終わり、和田小屋前のゲレンデに飛び出ると、傾いた日差しに黄葉が一段と美しい。最後は車を止めた駐車場まで広やかなゲレンデを通って戻る。あ~あ、疲れた!(笑)
もっと寒いかと心配していたが、幸いに程よい気温と何よりも穏やかに晴れ渡った一日、もう少しで苗場山という点は惜しまれるが、秋の気配を充分に楽しめた山行だった。
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湯沢まで出て買い物をして常宿に戻り、ゆっくりと湯につかる。体中から悲鳴が消えてゆくような心地よさだ。
少し元気の出たところで、折角光害の少ない山里に来たのだからと星景撮影に挑んでみた。宿のベランダからでは北は山にかかるため、やや西寄りのアングルがやっとだった。

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by 50SanKai-club | 2014-10-28 05:39 | 山遊び  

2014.09.18-19 立山連峰雄山

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18日朝、天候を気にしながら大町温泉郷の宿で目を覚ます。再就職二年目の秋、初めて3日間の休みをもらって来ようと思ったのが立山なのだ。平日の黒部・アルペンルートの朝一は扇町発7時30分だ。車で扇沢トロリー駅駐車場に向かう。途中の林間道路は時折木漏れ日がさして気持良い。棚田のような駐車場が見えてくる。なんだか懐かしい。e0183673_2339073.jpg紅葉シーズン前の平日ということもあって、マイカーもまばらだ。一番上段の第1駐車場に余裕で停められた。
スキー客満載の時期と違い室堂まで、トロリー、ケーブルカー、ロープウェー、そしてまたトロリーと、どれにも座席を得ることができた。いずれも乗車時間は5分から16分程度なのだが、途中の黒部ダム、黒部平、大観峰と眺望を楽しめるよう計らわれており、室堂に到着するには2時間を要する。そのうちロープウェーに乗り換える黒部平にはちょっとした思い出があり、雲の隙間から東一ノ越を見上げた。2002年5月11~13日にみくりが池温泉をベースに滑りに来ていたが、帰りは黒部平まで滑って降りようと言うことになったのだ。e0183673_6565554.gif一ノ越から東一ノ越までのトラバースも恐ろしかったが、いざ東一ノ越から黒部平を目指しての斜面は忘れられない。大きくスプーンカットされた氷河のような急斜面で、そこここに融水の流れる縦溝ができており板はばたつく、おまけにコンタクトレンズが片方剥がれ飛んでしまって遠近のはっきりしない状態で滑り下りたのだった。今、ドロップポイントの東一ノ越を見上げても、よくもあんな所から滑ってきたものだと改めて思うほどだ。
室堂到着。登山届を!と呼ばわる声に用紙をもらいに行くと、係員が稜線では冠雪があったと教えてくれた。落とそうかどうしようかと迷ったが、一応滑り止めを携行して来てよかった。
e0183673_23512668.pngターミナルから屋外に出ると誰もが山容のスケール感に感嘆の声を上げる。特にこの頃は「山ガール」と言われる不思議な民族衣装の若者(男も同様)が多く大変な騒ぎで、たちまち一大撮影会が始まる。
到着早々だが亀の歩みなので休む間もなく一ノ越に向かう。実はスキー以外の立山は初めてなので、ここまで立派に整備された遊歩道が張り巡らされているとは思わなかった。多くの敷石に削岩機の痕があり、大岩を砕いて敷き詰めたのが分かる。
e0183673_23524412.jpg遠くに一ノ越を望みながらでこぼことした石畳の道を登って行く。すでに息も絶え絶え。やがて砦のような石組が施された一ノ越に到着。振り返ると次々に雲が富山側から湧きあがって流れ込んでくる。ここはいつでも風が絶えないのだ。息を整えて雄山山頂を目指す。登山道の上から小学生たちがお互いを鼓舞する掛け声が響いてきた。学校の行事だろうか?雲の間にまに、だいだい色の雨合羽の列が上へうえへと這い上って行くのが見える。ガレた岩場の道を喘ぎながら登るが、雲に包まれ寒風にさらされるたびに登山者の列が一瞬動きを止める。大きな岩陰に身を寄せて休む人もいる。それなりの装備は用意してきたつもりだが、途中、吹かれるたびにカッパを着、防寒着を足して、頂上に着いた時にはフル装備になっていた。街の季節感に惑わされずに手袋、ネックウォーマーなどの小物を省かないでよかった。もしなかったら、ちょっと辛い目にあうところだった。
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幸い晴れのタイミングで一等三角点を踏むことができた。
頂上はもちろん絶景!360度の大パノラマだ。ため息をついてはシャッターを切り、シャッターを切ってはため息をつく。

少し休んだら大汝に向かおうと思っていたら、分厚い雲が吹き寄せて来てアラレが痛いほどに横殴りとなる。周りで弁当を開いていた登山者たちも、早々に片付けて下山準備を始めた。寒い!いや~、これはたまらん。再び身をかがめ、岩陰を縫って下山する。
e0183673_01899.jpg一ノ越まで下って見渡すと、すっかり晴れ渡って秋色に輝く室堂平が眼下に広がっていた。風は相変わらずだが、時折日差しが勝ってありがたい。
飽きるほどの一本道を下って室堂平に帰ってきた。みくりが池を望めるところまで大きく回って、この世の楽園を目に焼き付けてからホテル立山に向かった。
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by 50SanKai-club | 2014-09-26 00:04 | 山遊び  

2014.09.05 第2回六根清浄・高尾山

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8月は暑すぎたのと下旬からの体調不良で静かに過ごした。まだまだ残暑の気配濃厚だが軽く足慣らしのつもりで高尾山に出かけた。
7月3日の初高尾の時は早朝過ぎた感があったので時間を遅らせて自宅を出たが、今度は思いのほか出勤、通学客が多く驚かされた。
今日は前回の舗装された1号路ではなく、2号路~3号路の山道を通って山頂に向かう。
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登山口駅からケーブルカー乗り場を過ぎ「2号路」を探すが、道はどんどん登り東京高尾病院まで上がってきた。ここでよいのだろうかと、今風に言えばキョドってしまったが、病院裏手にそれらしき小道を見つけて進む。e0183673_5505771.jpg結構な登りで、息を弾ませながら九十九のシングルトラックを行くと、前に相当なベテランと思しきご婦人が二人。しばらく距離を保って後を行く。お二人は余裕しゃくしゃく。途切れることのない世間話をしながら息も乱さず登って行く。常々思うのだが、実は絶え間ないおしゃべりこそが女性たちのスタミナ源ではないかと思う。e0183673_62404.jpgきっとおしゃべりによって脳内快楽物質が放出され、アドレナリンがドバっと出て高揚感と陶酔のうちに肉体疲労を克服してしまうのではないだろうか?とにかくよくしゃべる。若年であれば流行の話、化粧の裏ワザ、友人の彼氏の評価まで。中年ならば旦那の品評、子育ての苦労に姑の悪口、スーパーの値段比べと情報交換。老年では若い時の苦労話からあの世における各種注文までとあらゆることについてディスカッションと共感の渦を絶やさない・・・。
などと馬鹿げた妄想をしながら、やっと浄心門のある3号路との出合いに到着する。e0183673_618364.jpgところが、前回来てすっかり気に入ってしまった3号路は「スズメバチの巣駆除」のため通行禁止になっていた。
仕方なく参道に上がり、そのまま進んで薬王院境内15箇所をめぐり山頂に至る。開けた眺望をしばらく楽しむ。十分に水分を補給し、朝めしのサンドウィッチを頬張る。朝の車中で食べるつもりだったが、緊張感あふれる通勤通学客の多さに気圧され、結局朝抜きで山頂までやってきたのだ。
さすがに年間登山者数260万人を誇る高尾山。人数も多いが、サンダル履きの観光客からトレッキングスタイル、白装束での信仰登山の人たちとバラエティーに富んだ人々が訪れている。因みに、世界で年間700万人が登山を楽しむそうだが、そのうちの260万人、実に4割近くの登山者の訪れる山なのである。
e0183673_7331714.jpgということはエベレスト(過去16年で7929人平均約500人/年)や富士山(H24年318,565人)よりも多いということだ!(驚)
はてさて、帰路はと思案していると、頂上広場のすぐ下に自然研究路の標識があるではないか。スマホの山と高原地図を見ながら確かめると、3号路と6号路の出合いに当たる地点のようだ。広場から少し下ると間違いないことが確認できた。ただし、5号路とも出合っていて、広場からそのまままっすぐ尾根に入ると稲荷山コースに行くのかもしれない。忠実に標識をたどり下りを選択する。6号路は沢沿いのトラックで、ちょっとわくわくした。ちょうど登りのピークの時間帯なのだろうか、次々と登山者が続く。狭い登山道を譲ったり譲られたりしながら沢に沿って下る。気持のよいルートだ。e0183673_734597.jpg途中、巨大なドバミミズや倒木に密集したりニョッキリと土から生えたキノコなんかもあり、とても東京近郊の、しかも260万人が押し寄せる山とは思えない自然の豊かさだ。途中、起きな声を合わせて登って来る一団と出遭う。修験道の若い行者の列だ。一人が何か唱えると皆で声を合わせて六根清浄と応ずる。信仰の山なのだ。その後も沢沿いの、心なしか少し涼しい道をたどって、やがて琵琶滝を過ぎて舗装路ににでる。川を挟んで朝の出発点、東京高尾病院のところで6号路終了だ。ケーブルカー駅の広場で一休みして家路に着いた。半日で満喫できる高尾山。とても気に入っている。
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by 50SanKai-club | 2014-09-25 05:24 | 山遊び  

140628-29 山でオーバーナイト

ウン十年振りに奥秩父・笠取に行って来た。
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とにかくオーバーナイトで山に行きたいと思っていたが、天気やら何やらでなかなか好機は訪れない。このまま真夏じゃやってられないので今週こそと踏ん切りをつけた訳だ。なぜ奥秩父かというと、少しでも西の方が天候がましかなと思ったからで、この点はちょっと当たったようだ。
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笠取と言えば、まだ30代の頃、小屋を越えてブドウ沢だの水晶谷だのに分け入ったことがあった。深い樹林帯を登り、突然開けた小屋前に出ると質素な建物と開放的な雰囲気が疲れを癒してくれたよう憶えている。
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今日は「源流の道」というよく整備された登山道を小屋までやってきた。記憶通り開けた小屋周りはのんびりと美しい。ウン十年振りの山登りのご褒美か、晴れ間まで出て渡る風も清々しい。
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装備を背負ったまま小屋に行くが誰もおらず施錠されていた。どうしよう、このまま笠取山まで向かうか?もともと笠取山往復は1日の行程だが、とにかく今夜はここで過ごすのだし、テン場を作ろうと決める。
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やがて小屋守が上がってきて手続きも終わる。今日は(天気は)持ちそうですかね?と聞くと、夕立ちは来るだろうと言う。ますます突撃する気が薄れたところにビールの文字!まあ「山でオーバーナイト」が目的だ!とうそぶいてビールを3缶もゲットしてしまった。
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ゆったり山の晴れ間を楽しんでまどろんでしまってから起き出して、空身で少し先まで散歩することにした。天気がこんなに持つならと少々後悔したが、もう時計は16時を回っている。
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わずか20分ほどで雁峠分岐。その向こうに笠取山がポコンと立っていた。すぐ近く、あちこちに鹿が出て来てピーッと鋭い鳴き声を上げる。
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しばらく「小さな分水嶺」のてっぺんで過ごしテン場に戻る。
力持ちの蟻でもいたのか、夜は鍋が倒れて晩メシ抜き。ツマミにワインとビールでしのぐことになってしまった。やがて夕闇と共に深い霧に飲み込まれ、朝方雨がシェルターを叩くまでぐっすりと眠った。
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by 50SanKai-club | 2014-06-29 11:46 | 山遊び  

2012.11.17-18 自然薯祭

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どうにか今年も自然薯祭だけは参加できた。こいつが終わらなければ1年が無事におさまらないからで、自分勝手にそう決めている。今年は長引く仕事、退職、再就職。船の入れ替えに家の改装と夏以降は駆け足だった。楽しみにしていた大日本中高年きのこ愛好会総会も奥利根の渇水と日程の都合で行けず、唯一残ったのが自然薯だったのだ。
e0183673_5191398.jpg当日の予報はあいにくの雨。都内で2人ピックアップしていつも通りS澤邸に集合した。今年はCore3のS澤、S根、naoさんの他に彼の逗子の飲み友達ご夫妻、ピンクチョモランマのクリュー2人、I見さんにスポーツクラブの友達が1人という大部隊だ。
ルートは新東名。いつもの富士川SAトン汁定食はなしとのこと。腹がギュッと鳴いた。その代わり、新東名のSAで朝食の予定だという。道中雨が降ったりやんだりでみんなの気をもませた。
だんだん悪くなる天気の中、馴染みの現場に到着するが、e0183673_520875.jpgすでに雨は本降りの様相を呈し始めている。早速、予報を見越して買い込んだ¥2980のカッパに着替えS澤主幹の後に続く。いつもの斜面に目を凝らすがなかなか良いツルが見つからない。やや下ったところで二本目印を立てて作業開始だ。自然薯七つ道具を持たないので、S澤主幹の近くであれこれとお借りしながらの穴掘りだ。I見、W部のビューティーペアもnaoさんの飲み友達K戸ご夫妻も同じ斜面。雨は本降りからドシャ降りになり、みんな泥だらけだ。密集した木立の中で、雨に打たれながら泥んこになると、なぜかベトナム戦争を題材にした映画、プラトゥーンやフルメタルジャケット、地獄の黙示録を思いだす。
どのくらい悪戦苦闘を続けただろうか。いつも通りS澤主幹がXLサイズを綺麗に掘り出し、我われもそれなりに収穫を得た頃、平地で頑張っているS根さん、naoさんのところへ様子を見に行く。う~ん、かなり手ごわそうだ。特にnaoさんの挑んでいるヤツはがっちりと木の根に囲まれて手どころかe0183673_5211489.jpgノコも入らない状況だ。時計を見ると昼近し。風もなんとなく北に変わり、ドシャ降りに叩かれて冷え込んでくる。みな今取り掛かっている作業が終わった時点で本日終了とし、昼食もS澤別邸に戻って取ろうということになった。
最後はnaoさんの強敵をみんなで掘り進み、なんとか収穫に加えることができた時点で撤収となった。
S澤別邸に着いて、それぞれの昼食をテーブルに供出し、みんなでバイキング。腹になにがしかを収めると寒さも少し和らいだ。雨の収穫作業にしては今年のデキもまずまず。今夜の宴会には十分のようだ。e0183673_5263385.jpg安心したところで恒例のもりのいずみSPA・白沢温泉に向かう。こいつが一番の楽しみなのだ!内湯には目もくれず、まずは露天だ。温かい湯殿から露天まで雨の中を小走りで。背に当たる雨粒が冷っとこそばゆく感じる。身体が冷えているせいか、湯船につかると手先、足先がジンジンした。その湯船の目の前に色づいたモミジが左右から枝を伸ばし、眼下の川からせせらぎの音が心地よく響いてくる。
夜にはライトアップもするようだ。湯船の淵に全景を独り占めするようにガーデンチェアが一脚置かれていて、ここにすっぽんぽんで座って、嗚呼~とかため息をつくのかと思うと少し滑稽に思えた。ゆっくりと身体の芯まで温めて秋の露天風呂を満喫した。
e0183673_528188.jpgS澤別邸に戻り夕餉の支度だ。まだ雨は降り続いている。10人がそれぞれ何かしらの支度にとりかかる。自分の作業が終わって「失業」した者からビールに手を伸ばすという趣向だ。私の分担は毎年火をおこすこと。持参したバーナーを取り出し、炭を炙る。炭に火が宿ったら小さなBBQセットに移しヤキモノを作り始めるのだ。まずは静岡名産のはんぺん。次はシイタケという具合に。
ビール以外は10人それぞれの持ち込みだ。ワイン、酒などなど並べると実に壮観!とても全部は呑めまいと思う量だ。焼き上げたはんぺんやシイタケ、茹でピーなどをつまみながら宴会の序章に入ると、いよいよ自然薯三昧が始まる。やまかけは中トロと赤身の2種類、自然薯汁も醤油ベースと味噌仕立て。大日本中高年キノコ愛好会供出のきのこ汁。脇ではそば処・S根庵亭主が今夜のシメ、手打ちそばを打ち始める。

当然、宴会中盤ともなれば座も大いに盛り上がり巡航高度を維持したまま終焉へと加速していく。最後は絶品のとろろそば!これが食いたくて雨の中、泥と格闘したのだ。
e0183673_5405060.jpgS根庵亭主、渾身の手打ちそばもみんな美味い!美味しい!とつるつるやって、あっという間にはけてしまった。腹を満たせば瞼が重くなる。それに夜明け前からの準備、氷雨に打たれながらの苦役、そして暮れぬうちからの宴会と、長い一日を余すところなく遊んだのである。誰もが21時を待たずに寝床が恋しくなるというものだ。
女性軍が後片付けをしてくれている音を背中で聞きながら、(意識が)半落ちのまま階段をよじ登って寝床に潜りこんでしまった。
翌朝は打って変わってピーカン。階下に降りると宴会の跡は綺麗に片付けられており、何より呑みe0183673_5335324.jpg尽した酒瓶の数に唖然とした。小さな街の酒屋なら一角をなすだろう酒量を飲み干していたのだ!な~んだ、夕べは疲れから皆早じまいしたのかと思っていたが、実はガス欠だったのかぁと思ったら笑いがこみあげてきた。
朝は朝でワイワイと楽しく朝食。もちろんとろろご飯にきのこ汁、それに定番の卵焼きなどなど。こたえられませんな、この朝食も!後は帰り道に川根銘菓・茶ようかんと茶をみやげに帰るだけだ。いつもの松島園に着くとご主人が笑顔で極上のお茶を振舞ってくれ、奥さまが子芋を炊いて下さった。今、朝めしをすませたばかりなのにと思いながらも子芋をほおばり茶をすする。
うんまいなぁ~!
今年は還暦を迎えて退職し、言うところの第二の人生が始まった訳だが、これでなんとか無事なスタート元年にできたような気がするのだった。
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by 50SanKai-club | 2012-11-28 05:35 | 山遊び  

2012.05.12 乗鞍岳 Tele & XC

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週末天候回復とみてnaoさんと乗鞍岳に行って来た。
naoさんと滑るのも乗鞍岳も今期初めてだ。そして、クロカン板でのBCも初デビュー!Alpina X-Terrainなのでクロカン板といっても微妙なのだが、乗鞍だし雪の状態も分からないのでテレマーク寄りの板を選択したのだ。もちろんビンディングはロッテフェラNNN-BC。靴はCrispiのクロカンブーツだ。
午前4時、naoさんの車で出発。ナビの到着予定は8:36だが、三本滝からのバスは8:30。高速で1時間稼いで目論見通り7:30過ぎに三本滝Pに到着。
車から出ると強烈な寒さだ。強風に粉雪が舞って水たまりは氷結していた。寒いのはなんとかなるように装備してきたが、それでも強風は勘弁してほしいと思う。
e0183673_14394788.jpgのんびり準備してバス乗り場に行くとすでに長蛇の列だ。ほどなくバスが4、5台新島々からやって来た。3台目に乗って位が原に向かう。大型バス4,5台からドバーっと吐き出された人の群れは、あっという間に山に散っていった。スキー・スノボーばかりではなく、結構写真や観光という方々も多いようだ。
登り力自慢のアルピナだが、見上げる壁にここは素直にシールをつけた。ブーツと板が軽快なので、久しぶりのスキー登坂もなんとかついて行けそうだ。壁二枚を上ると斜度はやや緩やかになり麻利支天岳直下を横切る84号線に交差する。おおよそ2606m付近。それにしても風が強く、激しく去来する雲のため、先行者の姿も消えたり現れたりで視界が確保できない。頂上から吹き降ろす強風が容赦なく真正面からぶつかってくる。

風をよけて小休止と思い見回すと左手道路下に小屋がある。風裏になりそうな片隅を見つけザックをおろした。見上げれば後一枚登ると頂上。残り200m足らずで肩ノ小屋、400mちょっとで剣が峰山頂だ。だが、クロカン装備で今の自分の技量ではこの辺が妥当な地点かもしれない。naoさんは風が収まれば上まで行くという。目の前の斜面はXCにおあつらえ向きだし、頂上から戻るnaoさんを待つ間に何本か登り返して修業じゃと思っていたのだが、その風が一向に収まる気配がない。更に、見ていると頂上直下を風に阻まれてなかなか登れずに張り付いている先行者たちがゴマ粒のように動かない。
大休止の後、状況も変わらないので仕方なく二人そろって降りることにした。滑り出しの地点は吹き降ろす寒風のためか、カリカリだったが、ほんの少し下がると程よい感触だ。昨夜か未明にうっすらと新雪もかぶっていて、所々ブレーキ雪もあるが何とかいけそうだ。naoさんは余裕で高度を下げてゆくが、初めてのクロカン装備に私はややへっぴり腰。自分でもそうだと分かるのだから嫌になる。それでもしばらくすると徐々に慣れ、欲張ったことを試してみたくなる。こういうときが上達のときだ!(と願う・・・)e0183673_14431044.jpg
楽しい時は短く感じる。滑り出してから板を脱ぐまではたったの27分7秒。それでも惜しみ惜しみゆっくりと降りてきたのだがそんなものだ。
位ヶ原の気温0度。相変わらず強風だ。naoさんは本日で今シーズン終了とするらしい。ほかの日程もあるのだろう。自分もそうなるだろうとは思うのだが、何年か前のポカポカ乗鞍春スキーが思い出され、もう一度来られればなぁと思う。
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by 50SanKai-club | 2012-05-15 04:22 | 山遊び  

2012.04.07 すってんころりん

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もう桜が咲くか?という時期にスキーに出かけてみた。現地に近づくと、なんと雪だ!雪が降っている。車から外に出るのが億劫になるくらい寒い。途中のコンビニで仕入れたオニギリで腹ごしらえして、えい!やー!と表に出る。さむっ!
今日はクロカン仕様の練習だ。板も軽いが靴はもっと頼りない。普通にテレマークすれば簡単な滑りもクロカン仕様ではそうはいかない。
支度しているとそばにテレマークスキーが立てかけてあるのに気づく。持ち主が現れ挨拶を交わす。40~50代のムスターシュの似合う御仁だ。群馬からだという。奥様も一緒だとおっしゃる。ひょっとしてX‐○○の・・・・と思ったが聞かずじまいだった。
明日が最終日というスキー場は活況を呈し始めていた。シニア1枚というとハイ、1000円です!や、安い!アルペンのポール練習が陣取っているゲレンデに上がる。正面は割と斜度のあるバーンで、その肩を回り込むようにもう1本コースが伸びている。足馴しにはこっちの方がいいかと思って向かうがコブコブ斜面。これじゃちっとも足馴しにならんなぁと引き返して再びゲレンデトップ。こんな時はクロカン・ウロコ板は便利で、普通に歩けば結構登る。
ポール練習を横切って滑るのもなんだし、脇はコブだったしと思案顔でいると先程の方が来て、こっちにいいとこありますよと教えてくださった。後についてゆくのだが、なにしろヘニャヘニャ靴なので、板においていかれたりつまんない凹凸につまずいたりですこぶる格好悪い。やっぱりフツーのテレ仕様でくればよかったか・・・などとつまらぬ見栄と後悔がよぎる。

ゲレンデトップから更に100mほど奥に行って森に入る。結構木々が立て込んではいるが静かで気持ちがいい。「やっぱりこっちの方が面白いですよね」とひとり言のように言いながら、案内してくれたムスターシュ氏は華麗に滑ってゆく。おっしゃるとおり!ゲレンデよりこっちの方がよっぽど楽しい。先に立って時々待っていてくれたムスターシュ氏も、コケてばっかりの私を待ちきれなくなったか、一度大きく手を振ってどこかへ戻っていった。日当たりの良い森の中はガサゴソとクラストした上に未明からの新雪が数センチ積もった状態。立ち止まるとググッと沈む。一旦解けて固まったデコボコに軽いクロカン板はエッジを引っ掛け、はじかれそのたびにヘニャヘニャ靴は私を支え切れずコケている感じだ。そんなこんなで、なんとかゲレンデに戻った時には普通のテレに変えよう!そうしたらもっと楽しめそうだ!などと再び邪悪な考えが頭をもたげたりもしたが、いやいや今日は己も板も靴も空しゅーしてクロカンにいそしもうとて再び上に向かう。場数、場数と念じながら繰り返すうちになんとか少し恰好がついてきたような・・・?それにしても上から下までコケない滑りになってくるまで一体何回トライしたのだろうか?久々に時間も忘れてずいぶん夢中で滑っていたようだ。

4月の声も聞き、これからは遠出をしないとスキーもままならなくなる。さしあたって今日は最後の日帰りのお手軽スキーということになるが、朝の挨拶がきっかけでかのムスターシュ氏に望外の発見と楽しみを教えていただけた。
おヒゲのテレマーカー様、本当にありがとうございました。
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by 50SanKai-club | 2012-04-12 05:30 | 山遊び  

2011.11.05-06 掘って、掘って、また掘ってぇ!

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恒例の自然薯の日が来た。今年は参加できなかったが大日本中高年きのこ愛好会 in 奥利根に続く1年の無事と秋の収穫を祝うグランドフィナーレだ。朝5時30分に集合地点のS澤邸に到着。集合時間の5時50分にはS根さん、S子さん、naoさん、S澤さん、K部さんと6名全員集まって、予定通りの出発だ。天気予報はゆっくりと下りとのことだが、東名・富士川SA辺りでは上々の空模様。この分なら大丈夫だろう。何故かって、雨の中のイモ掘りだjけは願い下げだからだ。毎年朝食はこの富士川SAのトン汁定食と決まっている。私が初めて参加させてもらったときにはすでにそうなっていた。
e0183673_4182817.jpgなぜか見落としやすい静岡インターで東名を降り、途中、いつものKマートで昼食などを仕入れ川根に向かう。急斜面のあちこちに奇麗に刈り込まれた茶畑を見ながら、つづら折れに走る細い道を登ってゆく。どんどん高度を上げ稜線に出ると目的地はすぐだ。車窓から外の風景を見ていると、段々目が「山芋目」になっていく。そう、我われは「山菜目」、「きのこ目」、「山芋目」とくるくる変わるにゃんこの目なのだ。「山芋目」フィルターを通して見ると黄色く色づいた山芋の葉が浮き出てくる。e0183673_4204073.jpgそして無秩序に絡み合う無数のツルの中から山芋のツルだけを地表まで素早く追うことができるのだ。なんちゃって。
現場に着いて支度が終わるとそれぞれにコレと思うツルの下を掘る。今年はまだツルもしっかり地中までつながっている。少し時期が早かったかとも思うが見つけやすくて助かった。例年だと目で追ったツルが地表近くでちぎれ、肝心のイモがどこなのかわからないこともあるからだ。自然薯は芽を出しツルを伸ばし葉を茂らせて夏いっぱい養分を蓄えると、越冬に向けて木枯らしの吹くころに地表近くでツルを切る。e0183673_4215347.jpgしたがって、滋養を蓄え終えたイモが、太いツルの見事に地表近くの一点だけを枯らしてくびれた、触れなば切れなんとする危うげなツルを見つけるのがイモに辿りつくコツなのだ。
さて次は、ここと思い定めた後はひたすら掘る。それも大きく深く掘らないとイモを追えない。石あり根っこありの雑木林の中、自分が身を隠せるほど掘るのだ。掘って掘って掘りまくり、イモの全貌が明らかになったところで、さまざまな道具を駆使して丸々一本の形で取り出す。この達成感が面白い。e0183673_4223612.jpg
私などが一本掘り終える間に、達人S澤さんは二本、いや三本くらいは掘ってしまう。しかもまことに折れやすいイモを奇麗にそのままの形でだ。私もなんとか三本でかしたところで昼食。収穫もまずまずということで今年のイモ掘りは終了となった。
里に降り、S澤家別邸に荷をおろして温泉に行く。いつもの白沢温泉だ。男5人、口々に「あぁ~。」、とか「うぉ~。」とか快感にため息をもらしながら露天に浸かって激しい肉体労働の疲れを癒す。あのカラスの行水だったnaoさんもずいぶんゆっくり浸かっている。いい湯加減なのだ。
さっぱりとしたところでS澤家別邸に戻り、今夜の宴の準備にかかる。私は収穫した自然薯を洗う係を志願し、裏の水屋に椅子を持ち込んで作業開始。今年はバカ陽気のせいで水が冷たくないのがありがたい。

丁寧に小さなタワシで折れないように気を付けながら洗ってゆく。先っちょや小さく折れたものは、ムカゴと一緒に塩ゆでだ。今夜分を取り分けても十分に土産が出来る量のようだ。S根、nao、S澤の三氏はDancyuの上をいきそうな料理人だ。店屋で買えるもので料理するばかりじゃなく、四足、鳥は別にしても、山菜、キノコ、山芋と自分で採って料理するんだからやはり上をいってると言っても差し支えなかろうと思う。いつもながら手際よく楽しそうに料理を作る。そして、楽しく作られた料理は美味い。
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中でも今回はS根さんのそば味噌には驚かされた。香ばしく炙られたそば味噌、ハシ先を汚す程度を口に運んで、ぐぃとイッパイやるとたまらない。そんなわけで早々と日本酒に手を伸ばすと「おっ、今日はペース早いね!」と囃されるが、いや、そ〜じゃなくて・・・などと釈明するのももどかしく、ペロ、キューとやる。二口目もなおイケル!ついに止まらず、あっという間に楽しんでしまった。静岡、お約束の黒はんぺん、マグロにたっぷりと山芋を絡ませた山かけ。けんちん汁。そして、トリはいつもS根さん打ち立てそばに山芋と決まっている。次々に間も良く出来上がる料理と久しぶりに見る笑顔で、すぎる時間も忘れ、早めに始めた宴会も、ワイン4本、日本酒1本、ビール多数とすべて飲み尽くしてお開きとなった。
これで今年も無事暮れそうだ。今度は金象印を1本買っておきますので、また来年みんなで自然薯が掘れますように!
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by 50SanKai-club | 2011-11-10 04:49 | 山遊び