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10.03.27-28 ちょっといい天気

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海に行こうかスキーにしようか・・・・忙しい年度末に限って週末ギリギリまで迷うのが自分の癖らしい。困ったものだ。週日中に決めて準備をしておけば問題ないのだろうが、帰宅するとぐったりで準備もなかなか手が付かない。今週もそのパターンでグズグズ迷っていたが、土曜日起きたのが6時。これではスキーには間に合わない。天気も今日一日は大丈夫だろうとマリーナに向かう。
「キモカワイイ」風の表現なら「フユハルッポイ」コンディションだ。風が冷たいこともあって来てるのはS飼船長一人、人影はまばらだ。風ないんじゃないという船長にしばらくすれば少し南っ気が吹き始めますよと誘って出港する。
マリーナを出る頃にはすでに南に変わった風はもう少し温かくなれば西よりになり吹き出すだろう。e0183673_1012291.jpg
1月以来久しぶりの出船になるが、やはり晴れ渡った空を見上げてのセイリングは爽快だ。オイルスキンを着込むほどではないが、風と日差しが拮抗して微妙な体感温度だ。いい風の吹くエリアも微妙だ。風が西方向に回り始めたこともあって、グッと加速するエリアとそうでないエリアが入り乱れるため、特に下りのセイルコントロールに戸惑う。マリーナからは次々とヨットが繰り出してきて、思い思いに走らせている。先に出て待っているとS飼船長もお出ましだ。
気持ちよさそうにヒールして私の横を滑るようにすり抜けていった。何枚か雄姿を写真に収め、後はのんびりとセイリングを楽しむ。時々大きくヒールするとキャビンの中で何かが転がる音がする。こんなにいいコンディションになるとは思わなかったので、固定し忘れたステンレスポッドか何かが転がっているのだろう。
昼もだいぶ回った頃、腹も空いてきたのを潮に上がることにした。ポンツーン近くまで来ると隣のT田船長が来ている様だ。船を固めて早速表敬訪問するとなにやら作業でお忙しい様子だ。マストには伸縮するはしごを立て、キャビンの中では工具の音が響いている。マストに登るの?と聞くと上るわけではなく、新手のはしごを試しに立てたとのこと。
e0183673_1210583.jpg週末付きっ切りだったご子息たちの少年野球も一段落し、船もウェストからこちらに引越し、少し通える時間ができたのだろう。私たちにとっても楽しい仲間の顔を見る機会が増えたことは喜ばしいことだ。ともあれお仕事の邪魔もよろしくないので話もそこそこにキャビンに戻るといつの間にか寝入ってしまったようだ。
目覚めるとすでに薄暗くなり気温も下がってきた。今夜はS飼船長と例によって二人酒。冬場の鍋にも飽きたのでホッケのチーズ焼き、湯豆腐、ベーコンのナス挟み焼きなどなどのつもりで、食材は来るときに買い込んであるのだ。

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夜中から猛然と東が吹き出す。少なくともキャビンで寝ているとそう思える。船は南北に舫っているので、東西からの風に揺すられる。まぁ、寝られないほどは揺れないし、かえってゆりかご気分でいい心地なのだが、時折一斉にホィッスルでも吹きたてるように、立ち並ぶマストやハリヤードを吹き鳴らしながら駆け抜けてゆく。眠い頭で昨日セイリングしておいてよかったと思う。今朝のように低い雲が垂れ込め東からの強風に白波の立つような凍えた海には出る気はしないからだ。熱い紅茶をすすりながらそう思う。今日はとっとと帰ろう。
e0183673_12181556.jpg早めに朝食。今朝は釜揚げうどんだ。呑んだ翌朝はこいつがいい。S飼船長と済ませ帰り支度に取り掛かる。
着込んで出ても吹く度に寒気が染み込み首をすくめる。駐車場に着くとカートップのボートがあった。ほぉー、と近づくとこれは確か・・・湘南高圧タンク工業のパーフェクター。実はつい最近同社のカンケイシャの方と知り合い、先日のボートショウに伺う約束だったのだが、風邪でダウンしてしまって行けなかったのだ。e0183673_1219549.jpgということで思わず携帯写真撮っちゃいました。帰宅後、写真整理などしながら同社のサイトを見てみると駐車場で見た友恵丸のオーナーは顧客リンクのトップにに名を連ねる釣りの大家のようである。カンケイシャの話によると、釣りの腕は無論、人柄もとても良い方だという。雑誌に講演にと広く活動されていて、去年からはYBMでボートフィッシングの講師もされているとのこと。イーストハウスで何かスタッフと話をされておられたが、講習の打ち合わせだったのかも知れない。カートップで釣り三昧もいいなぁと思う・・・・。
いつか13f~16fくらいのセンターボードの小さな帆かけで、入江から入江とセイリングキャンプをしながら釣りでも楽しみたいというのが私の夢なのだ。
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by 50sankai-club | 2010-03-28 23:40 | 海遊び  

10.02.27-28 春の鬼門

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陸に上げて見るとよくわかるが、今時のスマートなヨットとは違い、まるでレプンカムイ、つまりシャチのようなフォルムがBlue Waterの特徴だ。今年もまたこのダンブルフォームの愛艇の船底施業がやって来た。作業は毎年2月の最終週と決めているのだが、ここ数年どうも春の嵐に見舞われることが多い。今年はその中でも最悪の二日だった。
連日仕事に揉まれやや疲労困憊気味で8時半頃にマリーナに着く。凍えるような強風と横殴りの雨の中、友艇のI崎船長が車から荷をおろしている。彼は私より1時間早い9時上架予定のはずだ。私も車から追いかけるようにポンツーに向かうともう舫いを解いて桟橋を離れようというところ。強い東風(コチ)で真横に流されてはと慌ててバウパルピットをつかむ。強風に向かうようにバックで出るようなのでそれに合わせて手を離す。いつもは軽くて速いMy Ladyだが、船底の付着物と強風で頼りなげだ。なんとか出たのを見送って自分の船の用意をする。ここ数年やはり毎年I崎船長と一緒の船底作業日にしているのだ。いよいよ時間も迫って一人ヤードに向い上架すると、すでにI崎艇の船底は海洋生物を落とし終えていた。ずいぶん早いなぁと思ったら免許の更新に来たT田船長が手伝ってくれたのだった。
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雨はなんとか上がったが依然として前線通過中の空模様の下、再び手伝いに戻ってくれたT田船長と3人で2艇の船底作業に精を出す。普段の半分くらいの時間できれいに片付き、今日中に降ろせるのではとスタッフに相談したが、今日は風が落ちないだろうとのことで明朝早い時間に下架予約を繰り上げて本日の作業終了。その頃には青空ものぞき心なしか風も落ちてきているようで、このぶんなら明日は楽チンだと気楽に決め込んでいたのだが・・・・。
ともかく作業も順調に終わり、今日のお宿をお願いしていたS飼船長も到着されているので、早々と宴会に入りワインだポン酒だとしこたま飲んでぐっすり休んだ。朝方強風と雨音に起こされ、寝ぼけた頭にラジオからチリの巨大地震の速報が入って来る。50年前のチリ地震津波では三陸を中心にずいぶん被害がでたと聞いているが実感としてピンとこない。それよりまずこの天気だ!昨日より激しい風雨!やはり昨日の夕刻に降ろすべきだったかと悔まれたがもう遅い。とにかく天候の回復を待とうと朝食後ヤードに向かったが午後まで雨も上がらないという。仕方なく下架時刻を再度大幅に繰り下げ、陸に上がったシャチのような愛艇の腹の中で過ごす。天候も悪いが地震による津波の影響もあるのだろうかと心配しているとこれも的中!ついに正午から桟橋への立ち入りまでが禁止になってしまった。やれやれ、なんという日にはまってしまったのだろうと苦笑する。雨だけは予報通り昼過ぎに上がったのでキャビンから這い出し、ゆっくりと熱いシャワーを浴びてさっぱりする。嬉しいお客様が大きなあくびと一緒ににやって来てひと時悩ましい心配を忘れさせてくれたが、依然として津波警報が下架時刻までに解除されるか不明だ。そのうちスタッフからの電話で後日マリーナ側で下架しておくとの連絡があり、今年の船底作業は荒天に始まり地球の裏側で起きた巨大地震のため完了の実感のないまま終わることになってしまった。
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後片付けをしてキャビンから出ると日差しまで戻っていい天気である。ヤードは大小の船であふれている。早めの夕食を済ませて帰ろうかとアウトレットに向かうと、休日を買い物で楽しむ人で賑わっていた。次回の船底は12月頃がいいかな~などと思いながらモールの人波に流されるうちに、私も雨上がりの春の午後を楽しむ気分になっていた。
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by 50sankai-club | 2010-03-02 04:18 | 海遊び