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10.06.12-13 のんびり工作

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やっと待っていた国際VHFの開局免許が届いた。申請してからほぼ3週間だった。これでやっとVHF無線が使える。アマチュア無線の達人であるS飼船長も先日3海特のお受験を終え、早ければ8月下旬にはVHF開局の予定だ。翌日、早速局免を持って入梅目前のマリーナにやってきた。今日は他にもいろいろ、チーク材からミシンまで船に持ち込んで作業の予定だったが、2年越しの自作ビニミトップ?の天幕張りは午後からの強風で諦めた。この日完成したのはオーナーチェア。例によって来合わせたT田船長の応援を得て、こちらのほうは大いに捗り気に入ったものが出来上がった。e0183673_12222780.jpg腰をかける部分をどうしようかと散々迷ったが、オークションで手ごろなチーク板が手に入ったので木肌が残る片方の長辺を活かして取り付けるだけのシンプルなものにしたのだ。
だんだん上がってくる風の中「手伝うからビニミの作業もやっちゃおー!」と言ってくれるT田船長に堪えてもらってちょっとキャビンでのんびりする。このところの忙しさとさっき飲んだビールとで少々気合が入らないのだ。寝転びながらワッチ専用の固定VHF機とハンディ機の聞き比べをしてみる。固定機にはマストトップに設置してあるアンテナを繋いでいたので安心していたが、どうも受信感度が思わしくない。圧倒的にハンディ機のほうがよく拾うし明瞭だ。2機とも同じ会社の製品なので明瞭度まで差がつくのは気に食わない。アンテナは高いところに設置するのが一番だが、高いところに設置されたアンテナと長く引かれたケーブルのチェックを考えるととても億劫でやる気がしない。何か代わるものを探してみようと思う。e0183673_12241936.jpg
夕方になってF谷船長が帰ってきた。朝から東京湾奥、浜離宮まで行ってきたらしい。
以前から行きたいといっていたが、時間ができたので思い立って出かけたそうである。さすがに機走で長時間の旅にお疲れの様子だ。そういえばF谷船長とはお互い入れ違いの日が多く一月ぶりくらいだ。旅行から駆けつけたS飼船長と4人、夕方から盛り上がってお開きは9時半頃になった。今日のメインはT田船長の上げたスズキと黒鯛の刺身だ。e0183673_12261785.jpgT田船長はこの週末もスズキ2本と黒鯛3枚を上げている。その後できたてのオーナーチェアを肴にT田、S飼両船長としばらくデッキで2次会だ。キャビンに潜り込む前、空を見上げると勢い良く雲が流れている。明日にも入梅なのだろうか。
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by 50sankai-club | 2010-06-17 05:15 | 海遊び  

10.05  メイストーム

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“メイストーム”は“May Storm"と書かない。なぜなら和製英語だからだ。Wikipediaによれば、大きな犠牲を出した5月の低気圧が語源であるらしい。今年の天候はこの造語の語源となるような派手な暴れ方はしなかったが、冷涼でどんよりとした週末が多く「五月晴れ」の実感はなかった。私にとってのメイストームは天候よりむしろ仕事の方で吹き荒れた。お陰で毎週クタクタ、ヨレヨレになてしまう。楽しみにしていたGWも、直前から東京を離れられない事情が生じ、その後の週末も虫食い状態に所用が入りなかなかゆっくりと過ごした気分になれない5月だった。
そんな具合でYBMにも毎週というわけにはいかなかったが、さりとて何もしなかった訳でもない。最近国際VHFが不十分ながらほんの少し緩和されたので思いきって開局申請をしてみることにした。日本の船舶無線は我われ楽しみで船に乗る者にとってはバカバカしいほどハードルが高く、日本独自のマリンVHFなどはほとんど普及していない。先年起きた大きな海難事故を契機にやっと少し国際規格の船舶無線が緩和されたのみである。e0183673_5214345.jpg船種が何であれ共通の通信手段を持つことがどれだけ海難事故防止に有効かは明白であるにも拘らず行政が立ちはだかって普及を阻んでいるのである。ずいぶん前に一度マリンVHFの普及を担う行政の下部組織、関東小型船安全協会に開局について問い合わせたことがあるが途中で思わず「あなた方は普及に努めてるのか、それとも取らせないように指導しているのか」と質問したほどである。実際、マリンVHF導入とともに一旦4000局近くに増えた局も数年のうちに700局程度に減少してしまったことを観てもいかにこのシステムが現実的でないものだったかが窺えるだろう。ともかく国際規格のVHFが限定的ながらも利用しやすくなったことは歓迎すべきで、こいつを早速使おうと申請したのだ。申請してから20日経ち未だ開局免許は届いていない。聞けばたった4枚の申請書類の審査に概ね1カ月かかるという。いやはやまったくお役所仕事の極みである。e0183673_734034.jpg
22日土曜日、千葉での所用を終えてアクアラインでマリーナに向かう。思ったより早く到着できた。S飼、T田両船長と翌朝漁に出ようということになり、翌23日今にも雨が落ちそうな冷えた海に繰り出す。東京湾口外側ではイナダが回っているというがここ横浜辺りではイナダはもちろん他の釣果も期待できないだろう。とりあえずアウトリガーその他のお道具の手返し練習くらいのつもりで出たのだが、八景手前で40cmほどの魚をかけた。これは油断していたので慌てて減速した拍子にバラしてしまい獲物が何だったのかわからなかった。ちょっと本気でしばらく曳いてみると、左舷のアウトリガーが大きくしなり船の後方に魚体がはねるのが見えた。今度は慎重に引き寄せようとするがグイグイ海中に引き込んでいく。ちょうど一緒に出たT田船長が追いついてきて横に並びながら見ていたが、後から聞くと我ながら滑稽なくらい必死だったようだ。数回のやり取りの後船縁まで寄せてみるとかかったのは60㎝ほどのスズキだった。e0183673_742193.jpg
魚も小さすぎるのは無論だが大きすぎても美味くない。居着きではないしサイズもちょうどよく半身を刺身でいただいたが、コリッとしてほの甘く上品な味だった。残りの半身は塩コショウで味付けし、香草を添えてソティーで楽しんだ。身離れよくくせのない魚だけにこれもまた絶品だった。
次の週末は久々に土曜日からYBMに向かう。隣でT田船長がオーナーチェア取り付け作業の最終段階。私にもオーナーチェアの台座になる超厚板のアルミL字鋼を持ってきてくれた。工具の用意がないので次の機会にと思っていると「切るのならやってやるよ」、「穴あけならすぐできるよ」と誠に手際よくサッサと済ませてくれて、あっという間にスタンパルピットに取り付け終了。e0183673_75504.jpg自分の作業の合間に私の船の方も済んでしまった。いつもながらの要領・手際の良さに感心するばかりだ。夕方宮川のO田船長がカラオケ持参で陸路やってきた。今日は有楽町で仕事を済ませて明日は宮川に行くそうである。という訳で夜はカラオケ宴会になった。O田船長の出張カラオケシステムもかなり堂に入ったもので、人間CDチェンジャーもスムーズになってきた。翌朝は一仕事待っていた。昨日気づいたのだが、マスト灯が台座から外れてぶらぶらしていたのだ。美味いスズキよもう一度と漁に出るつもりでいたが諦めざるを得ない。幸い点灯に問題はないようなので台座に取り付ければよいのだが、マストに登るのが一苦労なのだ。三人の手があるので引き揚げてもらうことにして準備をしているとT田船長が重そうな私を見かねて自分が登ってくれるという。ありがたい申し出にすがり早速作業開始。順調にはかどって無事マスト灯はあるべきところに収まった。この週末はオーナーチェアの製作からマスト灯修理まですっかりT田船長のお世話になってしまった。嗚呼~ありがたや、神様、仏様、T田船長様!お子さんの野球チームのお世話も終わって、最近よくマリーナに来られるようになったのも嬉しい。また、O田船長も宮川に移られたがこうして時々遊びに来てくれるし、マリーナライフもなかなか乙なものである。
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by 50sankai-club | 2010-06-05 06:56 | 海遊び