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2011.02.13 散歩 (阿佐ヶ谷周辺)

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二月の三連休。本来なら白銀の世界にいなくてはならないのだが、ちょっと気持ちのタイミングがずれてしまって家に引きこもっていた。そう、天気も天気で日本列島はすっぽりと低気圧とそれらから伸びる前線に囲まれてしまっていた。そして三日目、やっと太陽を拝んだ。さすがに二日間も家にいると形状記憶老人になってしまう。冬のケヤキ並木を歩きたいと思い阿佐ヶ谷を散歩してみた。
e0183673_1216541.jpg広葉樹の好いところは夏葉を茂らせて日陰を作り、冬葉を落として大地を明るくしてくれるところだ。野方の家を後にして妙正寺川沿いにしばらく行くと見慣れていた古い団地が姿を消し、立派な新しいものに建て替わっていた。整然と明るく整えられたのはよいのだが、気に入っていた本当にささやかな木立が無残な姿に変えられており少々複雑な思いがした。静かな住宅街をなるべく早稲田通りに飛び出さないように阿佐谷方向に進む。やがて中杉通りとの交差点だ。野方に越してきた当初は、今は亡き愛犬を連れての道すがら、この交差点近くのモスバーガーで朝食を買い込んで帰ったものだ。24時間営業の店で、早朝だというのにいつ行っても狭い店内は散歩途中のオアシスとばかりにお年寄りで満員だった。e0183673_12202436.jpg愛犬もその店も今はもうない。何日か振りの太陽が葉の落ちた並木道に心地よく注いでいる。午後の温もりのある日向を歩く。老人は日向が大好きなのだ。早稲田通りから青梅街道に向う立派なケヤキ並木は緩やかに上り下りしている。駅までの途中、小洒落た店が時々足を止めさせる。
この並木は穏やかでゆったりとした、武蔵野らしさをとどめる道だが、見慣れない店もあるのだから町は新陳代謝を絶やさないのだろう。やがて全国共通駅前風景にたどり着く。まだ高校を卒業し家を飛び出して自活していたころ、阿佐ヶ谷南口から青梅街道方向に住宅街を分け入ったところにあった出版社でアルバイトをさせていただき大変お世話になった。e0183673_1221319.jpgそういう訳で阿佐谷の四半世紀以上前の記憶も少しあるのだ。
JRの線路を潜ってまずは「阿佐ヶ谷パール街」を流す。ここは青梅街道から世尊院或いは神明宮への参道だったのではないかと思う商店街で、以前は落ち着きのあるアーケードだったのだが今は下町の商店街の様相で以前の面影はない。それでもまだ古い個人商店が残っており、「あ~、ここ、ここ。・・・」などと独りごちに昔の思い出を追ってしまったりもする。一旦この商店街を戻って、線路の北口に出て昔なじみの酒処を探しに行ってみた。e0183673_12235938.jpgこのごろは足が遠のいてしまい記憶の中の名前は「くじら屋」のはずであったが、行ってみると実際は「だいこん屋」だった。なんともまぁ、脳みそにも錆が出始めているらしい。表通りからだいぶ入ったところに懐かしい店はあった。日中ということもあり、今でも店をやっているのかがわからない。シャッターにはどこでも見かける悪ガキのスプレー落書きがあったりして、もう閉まったままなのかと心配にもなる。しまった店の前で佇んでいても仕方ない。世尊院の方に足を戻し、中杉通りの一本裏を早稲田通り方向に戻ると突然立派な社殿に行き当たった。神明宮である。e0183673_1228226.jpg早くも建久年間(12世紀ごろ)には一社を構えており、名のとおり御祭神は天照大神である。平成21年の大改修を経たばかりの真新しい神殿はとにかく美しく、この辺りには不釣合いなほど広々とした境内は冬の日差しが隈なく差し込んでいて気持ちがよい。作法どおりお参りを済ませ中杉通りに戻った。
途中、本物のアンパンマンをウィンドウに飾っている小さな自家製パン屋さんで午後のおやつを買い込んだ。種類こそたくさんはないのだが、割と好ましいものが二つ三つありトレイに乗せる。最後にこれも自家製のピーナッツバターを買って店を出た。陽も少し傾きもう暖かさを失い始めている。早く帰って午後Teaにしよう。
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by 50sankai-club | 2011-02-19 04:29 | 徘徊  

11.02.05 負の連鎖序曲!?

2011.02.05 二回続くとトラウマ!?
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先週、箕輪山で散々のた打ち回って少しは考えさせられたのか、週末が近付くと流石の自堕落男も無性に仇を討ちたくなった。きっと「俺はあんなじゃないはずだ!」といった傲慢さがどこかで首をもたげたのかもしれない。とは言え知らない所に行くのも億劫だというので選んだのが湯ノ丸山。あまり積雪は期待できないだろうが、いざとなれば池の平もあるでよ!なのである。それに記憶にある湯ノ丸の山容がどことなく先週の箕輪に似ていることもあったかもしれない。前夜、どうせ一人だしと緊張感を失って床に着くと案の定寝坊した。ノロノロと起き上がって支度して出かけると6時頃。高速は断続的に渋滞し、現場に着いたのは10時をだいぶ回っていた。ザックにフル装備を詰め込む。今日はボッカ訓練でもあるのだ。汗がにじむ。e0183673_4595528.jpg今日は春のような陽気だ。のんびりと登り始めるが肝心のGPSと無線機を忘れたことに気がつく。まぁ、今日は快晴だし見晴らしの良いことに免じてよしとしようか。上を見上げると豆粒くらいに何パーティーかが先行しているのが見えた。風も微風でますます汗が噴き出す。登り始めてすぐ中間着もザックに押し込み帽子も脱いだ。喘ぎながらも高度を増し頂上へ。カメの歩みだ。標高2101m。登り始めが1847.3mだから253.7mの登り。下からはなだらかに見えるが結構な斜度で先週の箕輪と変わらない感じだった。先行者が降りてくるがスキーヤーだったりスノーシューハイカーだったりするのもこの山の特徴かもしれない。スノーシュー組は上って来たルートを、スキーヤー達は開けたバーンを降りてくる。e0183673_511363.jpg上に着いたらコーヒーを立ててゆっくりしようかと背負って来たが、時計を見ると13時を回っていた。来る途中で朝めしを買い込んで食べたのであまり腹も減っていないし、帰りの渋滞が頭をよぎり早々に下ることにした。背は低いが密集した林が点在するので、できるだけトラバースしなくてよいコースを拾いながら滑ることにした。下のスキー場では公称1.2mという積雪だが、ここはそれほどでもなく、やっとササやブッシュが見え隠れする程度だ。雪質はこの天気で悪く、湿った砂糖のようにスティッキー。感じとしては湿ったモナカでなんとなくやな予感だが仕方ない。頂上付近のやや硬めのバーンはザックとのバランスによろよろしながらもなんとかスキーになったが、中腹に差し掛かると落とし穴だらけである。下草がしっかり埋まり切らす薄い天井のドームのように雪をかぶっているから始末に悪い。ブッシュやササの付近を通るたびにズボッと5、60cm落ちるのだ。しかもコケるとますます穴を広げてしまい体まではまってつっかえが効かず起き上がるのが一苦労なのだ。e0183673_522798.jpg穴にザックを押し込んでそいつにストックを立てて起き上がる。ふうふういいながら辺りを見回すと地雷原ならぬ落とし穴だらけの斜面のようだ。だいたい2、3回ターンしてははまり、ザックを突っ込んで起き上がるという繰り返しでやっと登り口まで戻って来た。いやはや疲労困憊である。やっとスキー場トップまで戻って、ポール練習で賑わう斜面を避け以前非圧雪で楽しめた脇道を選ぶが、これまた目算が外れで濁流のようにうねったコブ斜面と化していて、疲れ果てた足腰に十二分にこたえるつくりになっている。唖然としながらも耐えに耐えて車まで戻るとだいぶ予定の時間を過ぎてしまっていた。
お気軽気分で出かけて痛い目に遭った先週の箕輪山、リベンジのつもりで来てヘロヘロに返り討ちされた今週の湯ノ丸山。どうも二回続くと「滑れないトラウマ」になってしまいそうだ。
嗚呼、神様!私が傲慢でした!どうかお許しを!!
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by 50sankai-club | 2011-02-08 05:03 | 山遊び  

2011.01.29-30  疲れた 疲れた 滑れなかった!

01.29-30 箕輪山~迷い沢
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何年かぶりにT巨匠、I泉達人、フェルナンド・T岡、naoさんと一緒に行くことになった。場所は東北は福島県の箕輪山。T巨匠のお兄様がお仲間と一緒にルートの先導をしてくれることになっているらしい。午前2時起き。I泉さんを迎えに行って、埼玉県某所にあるいつもの車寄せに向かう。ここで1台に乗り込んで出発だ。7時半ころ箕輪スキー場に到着。T巨匠は別途出発で先着していた。我われ2台のうち1台を下山予定地点にデポし、T巨匠の兄上様たちと合流。スキー場トップに向かった。e0183673_6161021.jpg快晴。スキー場はほとんど無風だったが、箕輪山への直登が高度をますに従って肌を切るような寒風が吹き募る。風にさらされ続ける右頬が痛い。当初、箕輪山途中からトラーバースして鉄山に連なるドロップ地点に向かう予定だったがどうも変更して箕輪頂上に向かうらしい。私以外は鉄人揃いで足も速い。登りの嫌いな自分にとってはなんとも言いようのない時間だ。登っているスキー場側の斜面はハイマツか何かがシュカブラになってごつごつと足元を阻んでいる。きっと反対側はフカッとした雪面が、ということで頂上まで登ったのだがシュカブラを造形した風はまんべんなく山をなめていて、ささくれ立って固い雪面とパックされた雪紋の斜面をシールのまま下るはめになってしまった。登りを少しでも楽に・・・とセコイ浅知恵で古いT4を履いて来たためか、いや、そもそも自堕落三昧な生活が祟ったのだが、久々のザックの重みも加わって、いやになるほどコケる。e0183673_6183133.jpg早々と鉄山への鞍部に降り立ったメンバーを待たせることになってしまった。やっと追いつくが再び鉄山への登りで離された。鞍部を乗り切ると素晴らしい眺望が眼下に広がる。眺めを楽しむ余裕なく、きょろきょろとみんなを探すが見当たらない。もう下りに入ってしまったのだろうか?遅れたときの無線頼みnaoさんを呼ぶが応答がない。運よく近くにいた単独行の御仁にグループを見かけなかったかと尋ねているとその声を聞きつけて避難小屋の陰から我らがメンバーが顔を出して手招きしてくれた。遅れたことを謝りながら窓から小屋に侵入するとどうやらここで昼食らしい。お湯を分けてもらって焦げ味噌なるカップラーメンを作るがひどい臭いで食欲が減退してしまった。こういうときはノーマルなものが一番だと悟る。もしかすると久々のシャリバテかも知れないと思った。I泉さんからワインをいただき、アンパンを流し込む。
e0183673_6191933.jpg小屋を出ていよいよ下りなのだが疲れきって楽しさを味わう体力がない。ターンを打つ気力も尽きてコケまくって降りてきただけだった。雪はというと林間は少々湿雪ながらまぁまぁだし、モナカもさほど固くなく、この辺りでは普通の状態なのではないかと思うが、とにかく滑れない。メンバーが楽々奇声をあげながら降り下る斜面でも飛び込む気力が出てこない。それはそれは惨憺たるものだった。散々みんなにご迷惑をかけた末、やっとこさっとこの下山になってしまった。みなさん、本当にありがとうございました。

e0183673_636829.jpg日帰りというT巨匠の兄上一行と別れて、懐かしき横向温泉に向かう。何年かぶりの逗留だ。依然と変わらない佇まい。いや、少し建物の傾きが大きくなったかもしれない。湯治宿の女将が温かく迎えてくれる。勝手知ったる2階に上がり、風呂より何より先に酒盛りが始まった。余り本格的にやる前にとみんなで風呂に入る。寒い思いをしたせいか今日の横向温泉は上々の温度だ。マジに湯殿以外は火でもなければ壁まで凍てついているのだ。長々と湯を楽しんで部屋にっ戻り、持ち寄った物を肴に宴会再開だ。e0183673_636585.jpgNaoさん、T巨匠、達人I泉さんと料理人揃いだ。今夜はサッカーアジアカップの決勝だが、みんなそれまで起きているのは難しいだろうと話しながら夜は更けてゆく。外は雪が降り始めていた。
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by 50sankai-club | 2011-02-06 06:23 | 山遊び