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2012.08.25-26 初めてのそば打ち・夜のマリーナ

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酷暑の続く毎日。一日で一番気温の下がる夜明け前ですらぬるく感じる。そんな土曜の午後、誘われて初めてのそば打ちに挑戦だ。14時、誘ってくださった知人の案内で会場へ。今回参加させていただいた教室は港区の施設の一室で開かれている。e0183673_5211328.jpgすぐ目の前には青山墓地が広がり、真っ青な夏空と入道雲を背景に遠くには東京を代表するようなビル群が林立する。間近の夏草にむせかえる墓地の静寂さとのコントラストが面白い。
到着すると代表のI田氏と数人の「師範格」の方々がおられ、早速ご挨拶をした。講習室とされている部屋には流しやガス台などが設置されており立派な厨房だ。代表のI田氏は広告・企画などのお仕事をされている。そばとの出会いや、段位の話、そば屋の味、客の舌、科学的計測値のズレについての考察など面白い話を沢山聴かせていただいた。Rugger Manのような体躯、気を使わせない人柄、飽きさせない話。さすがに会員数が100名超となるのも頷ける。e0183673_5221058.jpg今日、私を誘ってくださったH氏がそばを打ち始める。彼はすでに5回ほど経験があるらしい。時折師範格の方の助言を聞きながら、慣れた手つきで粉が玉に、玉がそばに仕上がっていく。第1工程はこうだ。1kgの二八粉を3回に分けて水回ししていく。次に塊にしたものを力の限り練り、空気を出してから鏡餅状に整形する。第2工程は鏡上のそば玉を手で3、40cm位の円盤状にのばし、いよいよ伸し棒で、最初は丸出し、つまり円形に、次に四角e0183673_5231886.jpg出し、つまり四角形に、厚み1.5mm程度までのし広げてゆき、最後はきれいにたたんでこれを厚みと同じの幅で切っていくわけだ。いよいよ自分の番。わざわざI田代表が教えてくださるという。最初の水回しが一番肝心な作業だとおっしゃる。このでき不出来が全てなんですと言いながら、初めての私のためにその作業だけは済ませて下さった。練りの工程、伸ばしの工程と随所にユーモアも交えながら薫陶をいただき、「初めてのそば打ち」をなんとか終了することができた。三々五々顔を出して自由にそばを打ち始めた会員方が打ち終わる頃、極上の鴨を炙って鴨セイロがふるまわれた。美味い!その他にも途中途中に美味しいつまみがテーブルを賑わせ、油断するとそばをいただく前に満腹になってしまいそうだ。e0183673_5241942.jpg
教室をでると17時。一旦帰宅して19時にマリーナに向かうが、高円寺の阿波踊りのためか、つまらぬところで交通渋滞にあってしまう。実は夕方、T田船長と連絡を取り合ったところ、私の到着を待って一杯やろうと言うことになったのである。20時過ぎになりそうだと到着見込みも話したが待っていてくれるという。ありがたし! 1人で飲むためにだったら、少なくとも今夜は船には辿りつかなかっただろう。夕食も1人でとらせてしまうことになるし、20時過ぎまで待たせるe0183673_5251054.jpgT田船長には申し訳ないと思うと同時に友のありがたさを感じるのである。
慌てず急いで20時30分頃マリーナに着く。途中、明日の朝食を調達にヨブン・イレブンに寄るが、この時刻では選べるほど食材はなかった。工場街のコンビニは時を逃すと空の棚を眺めに行くようなものなのだ。
T田船長艇のデッキには準備万端のテーブルが設えてあり、声をかけるとグラスも冷やしてあるという。素晴らしい!やっと涼風渡るデッキに腰を落ち着け、冷えたビールで乾杯!酒盛りは23時過ぎまで続き、明朝のトローリングを約束してお開きとなった。
目が覚めると5時を回った頃。う~ん、昨夜の日本酒が・・・・。キャビンから這い出ると隣からT田船長もお出ましである。そそくさと出港準備をして、いざ出陣だ。
そろそろこの辺にも回遊魚が回り始めたようで、つい2週間ほど前からイナダが釣れたとかアジが回っているe0183673_531426.jpgとか聞くようになった。現に、ここ数年、すっかりトローリングに開眼したS飼からも立派な獲物の写真が送られてきていた。私の26で出港。早速流し始めるが、魚探の反応は芳しくない。それもその筈、今朝はサゲいっぱい。しかも折悪しく潮どまりのようだ。それでも去年の実績ポイントを中心に流す。時折イワシの群れと思われる細かい魚群が現れるが、海底近くだ。つまりはFish Eaterに追われてはいないと思われるわけだ。船を乗り換えて初の曳き釣り。前の船ではアウトリガーで綺麗にスプレッドしていたヒコーキも、ただ船尾から流すとラインが水の抵抗を受けて思うように広がらない。中央からは潜行板だ。いずれも実績のある弓ヅノを曳かせている。こいつらでかからなければ魚がいないかコースがまずいかだ。
e0183673_5315188.jpg7時まで曳いた。結論はオデコ!最後に右舷のヒコーキにかかっていた良型のアジを抜き上げる途中で船縁に当ててポチャン!逃した魚は夢と話の中で大きくなるばかりだ。
あれが取りこめていたらアジの水なますにして食いたかったぁ・・・。アジを小口切りにして小鉢に盛り、冷えた味噌汁をかけまわした夏ならではの料理だ。私は冷汁同様、ほんの少し酢を加えたのが好きで、最後に白ヒゲ、みょうがなど薬味をたっぷりと載せて茶漬のように食す。おー、狂おしい水なますよ、さようなら~。
ハーバーに戻って簡単に朝食をとる。日差しはもはや殺人光線のようだ。T田船長も私も噴き出る汗に閉口しながら各々帰り支度を始める。先にT田船長を見送って、採寸作業をしにキャビンにもぐるが長くは持たなかった。日向の金魚のようにパクパクしながらデッキに這い戻り、切の良い所で船を降りた。この週末は忙しかったが、知遇を得てそば打ちも体験できたし、T田船長のお陰で船にも来られてよかったと思う。欲を言えば今朝のアジだが・・・、もう言うまい。まだ秋は始まったばかりなのだ。
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by 50SanKai-club | 2012-08-28 05:34 | 海遊び  

2012.08.18 夏休み日記帳 Part3

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18日早朝、日の出直前の極彩色の空をカメラに収めてから通りを渡って山下公園に出た。この通りと公園は今でも横浜らしいなと思う。早朝の公園には老若男女いろいろな人がいろいろな目的で現れる。私の場合は喫煙だ。お行儀良く携帯灰皿持参である。昨夜の中華街といい、この公園といい、清掃ボランティアがいる反面ゴミが多い。民度が低いのか「旅のゴミはポイ捨て」の輩が多いのかわからないが少し気になる。ファストフード、コンビニの類はすべからく自店舗のTakeOutに伴うゴミに責任を持つべきだ。また、急に街角からゴミ箱を撤去したこともポイ捨てに拍車をかけてしまったのではないか。今や老いも若きも立ち食い、歩き食い天国なのに捨てる場所がなくなったわけだから。
e0183673_5183083.jpg今日は東京に戻らねばならない。今夜、学生時代のアメフトチーム創設40周年記念パーティーに出るためだ。T.R.Jets。アーバンリーグの同好会チームで明治学院大学の連中が中心。街の同好会チームが40年間活発な活動を続けているというのも稀有だと思うが、成蹊大学のアメフトから、言わば外人部隊の私を快く迎えてくれ、リーグチャンピオンの喜びも共にした仲間たちだ。夕方、表参道の会場に向かう。40年振りの顔はどんなだろうと、これは想像もつかないのだが、覚えている名前を頭の中で呼び起こしてみる。
会場のLocanda F.Q.は人でいっぱい。聞くと現役プレーヤー30人、OBが約40人来ているという。中は熱気でムンムンだ。入口から懐かしい顔、顔、顔だ。ただし、面影はあるが名前や当時のポジションははっきりしない者もいる。太ったり白髪頭だったり禿げたりしてはいるが、記憶をたどって話をしているうちに徐々に当時の面影が蘇って来る。e0183673_5191313.jpg
チーム創設時の話を聞くと、どうやら私が所属していた頃は創設2~4年目くらいのようだ。毎週多摩川のグラウンドで練習し、そしてリーグ戦。また、夏休みには何日もかけて伊豆半島をめぐって遊んだものだ。
パーティーはJazz & Latin Vocalist麻生ミツキータ光稀さんのミニライブで更に盛り上がる。私もまたいくつか懐かしい顔に出合って旧交を温めていると、アナウンスと共にギタリストのChar氏が飛び出してきた!?彼も明学でチーム創設メンバーたちの旧友だったようだ。どうもさっきからどこかで見たような顔だと思っていたが、皆も同じなのか会場が一瞬どよめいた。彼はサッとギターを受け取るとRay Charles の“What'd I say”で一気に会場を爆発させた。流石だ~。もちろん私は以前からファンなのだが、最近の大和ネクスト銀行の秀逸なCM、Otis Reddingの名曲、“Sittin' On The Dock Of The Bay”の鮮やかな演奏はクールで大好だ。
パーティーがそのまま二次会に突入する頃、明朝、逗子行きが控えているので会場を後にした。元来無精で、同窓会のようなものは避けてきた。つまりは、あまり後ろを振り返らずに生きてきた60年なのだが、恐らく人生で一番良き時期を共にした友人たちに囲まれると少々考えを改めたほうがいいかなと思った。これからもたまには旧友たちと酒を酌み交わすのも悪くないだろうと思うと、少し若返ったように力が湧いてきた。
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by 50SanKai-club | 2012-08-23 05:25 | 徘徊  

2012.08.17 夏休み日記帳 Part2

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昨日一旦帰宅して、翌17日昼頃、再びベイサイドマリーナへ。船に着くとT田船長、S飼船長の笑顔が迎えてくれた。今潜って船底掃除を終えたところで、ちょうどいいタイミングで私が現れたんだそうである。もしやと思ったら、ご自分の船ばかりでなく隣の私の船底も面倒見てくれたらしい。あ~、ありがたや。神様、仏様、T田様!e0183673_436561.jpgここ3週間ばかりで急に海洋生物の付着が勢いを増し、週末ごとに気になっていたところなのだ。水中写真を見せてもらうと、船底ばかりかラダーにもスクリューにも真黒に見えるほど海洋生物が付着していた。これではせっかくのフォールディングペラも帆走時に閉じられない。先月乗り換えた船なので、前回の船底塗装がいつだったのか、どう処理したのかはわからないのだが、T田船長の印象では、船底塗料、ペラクリンが効いてないんじゃないかというのである。e0183673_438492.jpg見た目にも頑固に固着した海洋生物どもをT田船長が何回も潜っては落としてくれたらしい。普通、軍手や柔らかいもので、塗装をなるべく落とさないように拭って取るのだが、特にペラなどはそんなことでは落ちなかったという。まだまだ残暑が続くとしたら・・・頭の痛い問題だ。
昼食は「ベイサイドマリーナホテル横浜」内にある「創作ダイニングbrezza」でとった。ここはつい何年か前に、マリーナを一望できるメゾネットタイプの客室を売りに出来たホテルの付帯施設で、予てからステーキが美味いという噂だ。e0183673_4395990.jpgすぐ前に船を停めているのだが使うのは初めて。店内はガラス張りで明るく広々としている。雰囲気もシンプルで好ましい。ランチメニューから白身魚のポワレと牛フィレステーキを選んでみた。味はしっかりしているがしつこくなく美味い。ちょうど昼食時、この時間帯ではアウトレット街のレストランは混んで、店によっては並ぶはめになるが、ここは一般客の駐車場からアウトレットに向かう途中なので空いている。ますますGood。ゆっくりと昼食をとって船に戻った。
e0183673_4405870.jpg強烈な日差しで指を動かしても汗が噴き出すほどだ。キャビンクッションをいくつかデッキに出して日干しする。一昨日、外せるクッションカバーは持ち帰って洗濯してきたが、底板で作りつけのクッションがいくつかあるのだ。使用頻度の、恐らくは低かった船なので全体としてはどこも綺麗なのだが、クッションの潮をかぶったような湿っぽさが思いの外厄介だ。カバーの洗濯だけで改善できるのか、中のスポンジ劣化まで考慮しなくてはならないか、今後の問題だが悩ましいところだ。
陽が傾き始めた頃、マリーナを後にして横浜港に向かう。今日は中華街で夕食を楽しんで、山下公園前にあるホテルで一泊するつもりだ。予定通り17時チェックイン。一休みして街に繰り出す。中華街は人であふれかえっていた。しばらくぶりだと随分街並みが変わったように思えた。道筋は変わらないので、なんとか座標を修正してそぞろ歩きながら夕食の場所を物色する。見慣れた横丁で海員閣を見つけのぞいてみると空いている!e0183673_4423620.jpg中華街に来ると必ずのぞく店なのだが、いつも列待ちでなかなか入れない店だ。名前の由来もその昔は船乗りが多く使ったからだと聞いている。今でもコークスを使った強烈な火力の料理で有名だ。名店と唱われながらも店主は「ただのラーメン屋だ」と言い切るあたり、またぞろイナセで好ましい。車海老の殻煮とか牛バラ煮込みそばとか聞くだけでヨダレが出てくるが、相席が常態でオーダーとるのも一度だけという店だったと記憶している。今日は豚ばら煮込、海鮮うま煮とチャーハンを完食!いや~、量、味ともに抜群だった。
店を出ると今度は腹ごなしのために中華街を散策だ。中華街のランドマーク的な建物はそのままだが、やはり街並みは変わったような気がする。最後にアンニンドウフを買い込み、まだまだ賑わう中華街を出た。ホテルへの帰り道にJazzダイニングバー491Houseがある。手軽に小粋なJazzライブと酒とメシが楽しめるお気に入りの店なのだ。店の名前は聖書の「人間は神に7×70の罪を許される」に由来するらしい。しかし、491番目が許される罪なのか、はみ出してるから許されないのか、どうも記憶と最近聞く解釈が一致しない。e0183673_4433722.jpg個人的には許されないほど罪深さをはらんだ行為、それがJazzに耽るにせよ飲酒におぼれるにせよ、の方が危険で魅力的なのだが。
ホテルに戻って横浜港の夜景を楽しむ。眼下に氷川丸、遠くにベイブリッジが望める。対岸は大黒埠頭なので思ったより全体としては光に乏しいがいい眺めだ。大黒ふ頭側にホテルがあれば絶景だろうに。
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by 50SanKai-club | 2012-08-23 04:44 | 徘徊  

2012.08.15-16 夏休み日記帳 Part1

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相変わらずやることが残っていて、それこれを片付けようとマリーナで過ごすことにした。
船に向かう途中、ラジオが67回目の終戦記念日を迎えたと言っていた。生まれてこのかた戦争を知らず平和を享受できたことに感謝する。願わくば子や孫の時代もそう在ってほしいと思う。
残る作業もさることながら、ビミニトップを張り、先週、夏用にセットしたメインシートの位置でセイリングしたくて来たのだが、「ご安航を祈る」の信号旗が不釣り合いなほど吹いている。今年の夏はこんな日ばかりだ。この時期ってこんなに吹いてたかと考えて見るのだがあまり記憶にないような気がする。海と陸の温度差で吹く海陸風とは違う風だ。だからひたすら吹き続ける。凪がないのだ。船を出そうか天蓋を張って作業にしようか迷っていると、風は一段と吹きあがり、信号旗もあっという間に「注意」から「出港禁止」になってしまった。弱い日差しに助けられ天蓋も張らずに済ませる。
夜、シャワーから戻ると汗がひかない。キンキンに冷えたビールを頼りに熱帯夜を切り抜けることにする。最近は便利で、スマホのラジオアプリで世界中のラジオ局を聞くことができる。シアトルのJazz24も気に入っている局の一つだ。その名の通り24時間Jazzが聴ける。ビールをやりながらそいつに聴き入っているうちに眠ってしまったらしい。
翌朝、まだ陽が昇らないうちにコーヒー片手にデッキに出る。涼風が心地よい。徐々に東の空が極彩色に染まり始め、刻々と表情を変えていく。季節にかかわらず、ここで迎える朝は格別だ。今も、「今日」というなにくれない一日が始まろうとしているだけなのだが、実は毎日がこんなに美しく始まっているのだと思うと不思議に思えるのだ。
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by 50SanKai-club | 2012-08-16 14:39 | 海遊び  

2012.08.11 カスタマイズ大詰め

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今年の夏風邪には参った。体調が戻ったかと思うとすぐに引き戻す。熱は出ないが、とにかくのどが痛い。そして一日二日咳・痰に悩まされ復調というパターンを繰り返す。今回はどうにか週末を無駄にせずに済みそうな程度に戻ったので、もやい祭で早朝から賑わい始めたマリーナにやって来た。
今日の作業メニューは、先週T田、S飼船長の大活躍で、思いもよらず出来上がったビミニトップを使えるようメインシートとの干渉を取り除く。2連スピンロック3基のうち一基の外枠が経年劣化と加重で欠けてしまっているので外枠を取り換える。壊れたカムクリートの交換。キャビン内の整理と12Vコンセントの配線を整える。ドッグハウス上に置いてある状態のソーラーパネルを固定する。などなどが内容だ。
空はどんより。湿った南風で朝から不快指数は昇りっ放しだ。
e0183673_655077.jpgビニミトップを実際に張って位置関係を確かめる。オリジナルのメインシート位置(ブームの最後尾)だとビミニの真上になってしまうからだ。かなり前方に持ってこないと折角のビミニが張れそうにない。最初はイグニッションやメーターのあるパネルの上、つまりコンパニオンウェーのさし板手前にと考えていたのだが、それほど前に変更する必要もないし、そうするとこのお気に入りの場所に座れなくなってしまう。そこでデッキ上にバットアイを設置することにした。メインシートトラベラーのない船では割とスタンダードな形?だ。風で揺れるブームを止めながらビミニ先端から余裕を取って位置を決め細紐をたらす。ブームから垂直になるポイントをデッキ上にマークするためだ。ブームの決めた位置にタップを切ってアイを固定。ここまではOK。しかし、デッキ上のポイントにボルトとなると表裏同時に手が届かない。穴のあいた裏の部分にナットを合わせてガムテープで固定という手はあるが、断熱内装材が張ってあるので難しい。レンチを使ってなんとかならないかとも考えたが、厚さ3mmの当て板もありとてもうまくゆきそうにない。誰かきたらちょっと手を借りてといっても誰もいない。いやはやこれまでか・・・・。e0183673_6572771.jpg
それじゃぁ目先を切り替えて、壊れたスピンロックの部品交換だ!と始めるが、長年固着したボルトを外すにはキャビンの天井板を外さなくてはならない。あ~、面倒だ。元々怠け者のうえ、酷暑の作業で躓くとガックリ。暑くて水分ばかりで食欲がないこともあって、あとはビミニの日陰でただぐったりとするばかりだ。
とそこに救世主!T田船長がやってきた!こんなタイミングでこんなことがあるのだろうか。ご主人を見つけた子犬の心境だ。「ちょっと待ってて」とT田船長。はい、はい。「マテ」でも「オスワリ」なんなら「オテ」でもしちゃいますよ。自分の用事を済ませてこちらの作業の進捗状況を聞くと早速取りかかってくれた。例によってサッサと手際良く無駄がない。船の作業には、言わば「急がば回れ」作業が多いが、T田船長は決して苦にしない。あっという間にデッキにバットアイを取りつけ、スピンロックの固着したボルトを抜いて部品交換を済ませてしまった。ものの30分の作業だった。いつもながらありがたいことです。T田船長が帰った後、流石に私も我と彼の相違について猛省し、ソーラーパネル、キャビンの整理などをなんとかこなし、本日の作業を終了することができた。
T田船長、本当にお世話になります。
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by 50SanKai-club | 2012-08-12 06:55 | 海遊び  

2012.08.04-05 引越し中 Part4 突然の超 Happy End !

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2007年9月から翌年に渡るBlueWaterのレストアの時も、一体いつ終わるのだろうかと考え込んでしまったことがあったが、今回も似たような思いに駆られることがある。先週、ようやく「引越し」から「設備拡充」?に移行したが、外注しているスタンパルピットの修理の進展はないし、ライフラインはところどころ腐って危ない。ビミニトップは梱包も解かないままクォーターバースを占拠し、GPSも、一応は持ってきたが、アンテナや電源配線のためにコネクタサイズどおりのデカイ穴をデッキかハルに穿つか否か決めかねている。
マリーナに着いて荷物を船にいれ、シャワーから戻ってきたS飼船長の船にお邪魔する。ところてんをご馳走になった。さっぱりとして美味い。船に戻って2基積まれているバッテリーのメイン、サブを特定し、先週の配線が間違っていないことを確認した。
e0183673_1603814.jpg今日は東寄りの風で、雲は出やすいもののだいぶ涼しい。それでもキャビン内は午前7時現在、気温28度、湿度80%で快適とは言えない。さて、次は何をやるかと考えていると、「ライフライン持ってきたよ!」と外でT田船長の声がする。本来なら今日は外注したスタンパルピットのクラック修理が出来上がっていてライフライン交換にはぴったりのタイミングなのだが、まぁ、ラインだけ先に交換という手順でも構わないだろう。早速作業開始。この作業だけはすでに何艇も手がけているし、T田船長の万全の道具立てもあって早い。1時間ほどで交換完了だ。まだ先だと思っていたが、今日交換できてよかった!と一息ついていると、「あとは?」とT田船長。一瞬どういうことか戸惑ったが、「できればビミニトップをつけたいんだけど・・・」。人間、窮すると図々しいものである。
そこに朝寝を済ませた?S飼船長も来て手伝ってくれる。なんだか元気が湧いてきた。ってお前がど真ん中に立って作業すんだろうが!と思うのだが、e0183673_1624899.jpg実際作業が始まるとT田、S飼両船長の邪魔にならないように端に寄ってしまう。セコイわけではない。ただ、足手まといなのだ。車に忘れたコーキング剤を取りに行って戻ると、自分一人では夏が終わっても設置できてないような気がしていたビミニトップがもうデッキに立っている!すげぇ~。本来モーターボート用のビミニだけに、問題がないわけではない。バックステーの処理、メインシートトラベラーの移動など、結構セイリング自体に関係のある部分がこの日除け設置に伴って問題となる。経験不足の自分だけではとても正解と確信できる決断を下せそうにもなかったが、両船長がいれば百人力だ。これはこうして、あれをああすれば云々と、たちどころに妙案を得られる。それら若干の変更を要する作業は後日に残して、ビミニの設置自体は信じられないくらい早く終わってしまった。
e0183673_1641844.jpgいや~、今日はライフラインの交換だけでも予想外の前進だったのに、念願のビミニまで終わっちゃって感謝、感謝だなぁとタバコに火をつけていると、「また一服だもんな~、あと付けるものないの?」とT田船長。え、まだいいの・・・かな?それがあと一つGPSが・・・と私。図々しさに歯止めが効かない!というより、今日を逃したらという強い不安に突き動かされてお願いしてみた。
「ったく、まだあんのぉ?」と言いながら顔は笑顔だ。早速、差し出した外付けアンテナの取り付け位置を検討し始めてくれた。途中スコール中断を挟んで18時近くまで作業は続き、悲願のGPS設置が完成!電源やアンテナ配線の作業などを見ていると到底私には無理な話で、船全般にわたる知識、経験、機転、決断の速さと確かな技術がなければこうはいくまいと思う。文字通り朝から晩まで、しかも昼食も取らず一瀉千里に仕上げていただき、本当にありがとうございました!
安全・安心のためには必須のライフライン交換、念願のビミニトップ設置、そして悲願のGPSと、お陰様で、なんとか夏が終わる前に船を出せそうです。
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by 50SanKai-club | 2012-08-06 04:52 | 海遊び  

2012.07.27-29 引越し中! Part3

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やっと焦点が「荷物整理」から「船の装備」に移った。
まずはソーラーパネルの設置だ。前のBlueWater(以下BW)には40、46W、2枚のソーラーパネルを配していたが、そのうちの40Wを持ってきたのだ。帆船は大昔においては人力と風が動力、後は火が全てであった。発達し続けた現代においては、e0183673_4522438.jpg主な動力は風という点は不変にしても内燃機関と電気が全てである。特に電気は航行計器、無線、照明など、安全性、利便性を格段に向上させた。たとえ洋上においても通信を可能にし、様々な情報を得ることができ、時には音楽などに癒やしを求められるのも全て電気の恩恵によるものだ。特に、今の時期欠かせない冷蔵庫をバッテリーの負担にならない範囲で稼働させるにはソーラーは必携なのだ。
バッテリーはメインとサブの2基が搭載されているので、メインはエンジン始動に専念させ、見返りとしてそのオルタネーターからパワーをもらう。サブは他の電源をまかなうことを主な仕事にして、その補充をソーラーパネルに委ねようというわけだ。
珍しく前日の酒が残り家を出るのが遅れると、マリーナに着くころには屋外での作業は暑くてとても無理。諦めてBWから持ち込んだ大きな天蓋を張り、マリンサービス児嶋に必要な部品を買いに行く。暑過ぎて食欲もなく、身体は水分だけを欲しがる。e0183673_4534577.jpg
陽も傾き始めたころ作業を始めるが、いざとなって用意してきた電動工具は充電不足だし、不器用なのかハンダひとつ要領よく付けられない。すぐに電気に詳しいS飼船長の助力をお願いし、うす暗くなる頃にはなんとか主な作業を終えることができた。
ちょうど作業を終わろうとしていると隣のT田船長が現れ、「来てると思ってさ。」と言いながら手際よく晩メシを調理してくれた。しっかりと味付けされた肉料理に食欲が戻り美味い。空腹が満たされたあとは、涼しくなったマリーナの夜をのんびり楽しんだ。
翌朝、というより翌未明、昨日の出遅れに懲りて涼しいうちにと配線作業を始める。昨日ドグハウスの上にソーラーを置き、天井から引きこんだコードをソーラーチャージャーからバッテリーへとつなぎ、ソーラーチャージャーのOUT PUTからシガーソケットにつなげば日中はエンジンを回さなくてもビールをキンキンに冷やせる。(笑)

作業を終えてキャビンから顔を出すと隣のT田艇がいない!? 見間違えたかと時計を見るがやはりまだ5時前だった。作業の後始末をしているとS飼船長もT田艇の出港を知ってにやりとしている。よし、整備途中だが船を出してみるか!e0183673_4561658.jpgはやる気持ちを抑えきれずに出してみることにした。サイズアップした船の初離岸。前のBWはスケグの関係でドライブシャフトが斜めに出ていたので右後方に舵が効かず離岸に苦労した。今度は大丈夫なはずだが・・・。ちょっと緊張する。念のためS飼船長に見ていてもらったが、難なくでられた。
外は穏やかで最初は少々風が足りない。それでも大きく帆を広げたY-26は軽やかに滑り始めた。セイルアップ後、エンジンを切るとヨット本来の静けさに包まれる。フォールディングペラはたたまれカラカラ音を立てない。e0183673_4573033.jpg
S飼艇はイナダを狙ってコース取りをしているようだ。VHFで呼びかけると応答があって、獲物はまだだとのこと。しばらく観音崎を目指して進むがどこにもT田艇の姿がない。携帯を呼ぶが応答もない。ふと、昨夜船長が、八景裏に留め、船底作業しようかとつぶやいたのを思い出し、S飼船長に連絡してからそっちへ船を向けた。ジブをしまって機走に切り替える。新鋭2YMが力強く吹きあがりどんどん速力を増してゆく。早い! こりゃモーターボートだ!
八景島に回り込もうとしていると、T田船長から連絡が来た。なんと横須賀港に入り込んで三笠の横にいるという。(笑)こちらの様子を伝え舳先を返して戻ることにした。e0183673_505586.jpgS飼船長はマリーナ近くでいい風をつかんだらしい。追手で戻り、根岸湾近くで舳先を千葉側に向けアビームになると、スーッとヒールして速力を増した。気持いい~!
正確なスピードはわからないが、かなり早く感じる。タック練習しながら八景島方向に上がったり、ジャイブを繰り返しながら戻ったりと随分風と遊んだ。横須賀の奥まで行っていたT田船長が戻ってくる頃には喉もカラカラ。お願いして海上給水してもらった。涼しいうちにちょっと出すつもりがもう昼だ。ガッツリ遊んでクタクタだ。e0183673_515077.jpg
午後は酷暑でのらくら過ごす。W井船長も到着。船長は先日、荒天の中、新島まで行ってきたばかり。午後4時過ぎには三浦半島の先っちょからO田船長も海路遊びにきてくれて賑やかになる。しかも本日はイナダのお土産付きだった。
多少涼しくなったT田艇のデッキをお借りして、キンキンに冷えたビールで乾杯!日中暑くてもこれがあるからやめられない。土産のイナダを囲んで酒も進み話も盛り上がる。私はデッキに体を伸ばし、アルコールと睡眠不足でしびれた頭で、今朝の爽快なセイリングを思い起こしながら楽しい一日を終えようとしていた。

今回もS飼、T田両船長から多くの写真提供をいただきました。ありがとうございます。
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by 50SanKai-club | 2012-08-03 05:03 | 海遊び