<   2013年 04月 ( 2 )   > この月の画像一覧

 

2013.04.24-28 保田、いいね!

e0183673_20145270.jpg

連休の前半、本当に久しぶりに保田に行って来た。
「みんなで保田に行かない?」と声をかけてくれたのはいつもお世話になっているT田船長。先週のことだ。いよいよ明後日連休突入というタイミングで、気のおけない仲間のS飼、T田、M口船長にメールを入れると最大公約数は27-28日ということになった。
e0183673_20302143.jpg出発の日、早めに出かけ、燃料を買い込んでマリーナに。ポンツーンに着くともうT田船長がいた。実は6時47分には「着いたぞ」とメールが入っていた。前日泊のS飼船長は早くもポンツーンから桟橋に船を移動して磨きをかけている。
出港前の準備ももどかしく、「お先にっ!」と船を出しマリーナ中央に浮かべてフェンダーを上げる。しばらくするとT田船長艇と思しき船が出港してゆく。後に続いて港外に出たが、これは間違いでT田船長ではなかった。e0183673_20314161.jpg仕方なくセイルアップしてボチボチ進み始めるとS飼艇が追って来た。VHFで連絡を取ると、T田船長はM口船長を待って一緒に出るようだとのこと。時計を見ると9時少し前だった。
晴れ渡った海原に朝日がまぶしい。しばらくS飼艇と前後しながら快調に進む。観音崎を目前にT田船長に連絡しようと思ったら当の本人がすぐ横に追いついてきた。早ッ!
M口船長は?と聞くと出港にはもう後30分くらいかかるということのようだった。
e0183673_20324766.jpg観音崎を回ると大きなうねりと南風、それに本船に漁船と海面も穏やかには行かない。叩かれながらの上りだ。金谷のフェリー航路手前から浮島狙いで上がるがどうも具合が悪い。まだ岸寄りを我慢して上っているS飼、T田両艇の方に舵を切る。海鹿島あたりまでじっと我慢。まっすぐ上がってから再度浮島を狙って千葉側に渡る。ジブファーラーが前の船と違い面倒なので、できればタッキングを繰り返さずに渡りたいのだ。この辺はいつでもこんなものだが、今日はまたよく吹く。バウが波頭を切って波しぶきが飛びドジャーを濡らす。S飼、T田両艇はタックを繰り返しながら渡るタイミングをうかがっているようだ。M口艇は近くに追いついて来ているらしいが目視では確認できなかった。一足先に千葉側に渡り切るとチャッピーな波もおさまりうねりこそあるが余裕しゃくしゃくとなった。そのまましばらく進み保田に狙いを定める。実はしばらくぶりなので、海岸線に並ぶ集落群のどちらが保田なのかはっきりしないのだ。プロッタ画面をのぞき込みながら記憶にある番屋の青い屋根を探す。建物の区別が分るところまで来てセイルダウン。
e0183673_20352125.jpg
面倒なのはこれからだ。毎度のことながら保田港前の定置網の切れ目が分り難いからだ。ゆっくりと南下していくが気がつくと船は赤旗の中に捕まっている。引っ掛かりはしないものの気持が悪いので、再度沖目に戻りながら浮島方向に更に下る。もう保田は目の前だというのに・・・。e0183673_2037166.jpgいい加減嫌になってT田船長に現在位置を聞くともう漁港口だという!? 目を凝らすがよくわからない。定置網脇の侵入航路を聞くがこれも要領を得ない。困っているとS飼船長から連絡が来た。幸いS飼艇と思しき船は確認できたので言われるとおり後に続いて無事入港することができた。
いつ来ても保田はいいものだ。ホッとしながら船を着けると、なんと到着一番乗りはM口船長だった!! 我々より小一時間ほど遅れて出港したはずだが・・・・??(笑)
ちょうど昼過ぎで、連休でもなければ昼食組と泊まり組の船が入れ替わるを頃だが、今日はあまり動かない。夕方5時近くまで、ポツポツと入港が続きポンツーンは満杯である。
e0183673_20383430.jpg日中の番屋は陸からの客でごった返し、我われの入る余地はないのがこの頃の常だ。今日は最初からあきらめて、時刻を見計らってオドヤに買い出しに行く。店内には恐らく我われとご同様のと思われる連中も多い。刺身から飲み物、明日の配給朝めしまで買い込んで船に戻る。宴会開始の17時までひと眠り。呼ぶ声に起こされて上がると広いポンツーンの一角にシートとテーブルがすでに準備完了だ。偶然来合わせたS飼艇の前オーナーS木船長も合流して宴の始まりだ。e0183673_20393525.jpgしばらくすると富士山の裾に沈む夕日が美しく西の空を彩る。美しい!やがて賑やかな宴会も冷たい北風が無視できなくなる頃にお開きとなった。
翌朝、朝一で船を出す。風は北北東から北東くらいか。また帰りも上りだ。
観音崎までの狭くタフな海域で本船を気にしながらタックを繰り返したくはないので、今日は最初から観音崎に狙いを定めて機帆走で突っ切る。途中、本船数隻とフェリーに出くわすがやり過ごしながらなんとか観音崎を回る。一旦エンジンを切って帆走に切り替えるが風は依然として北東寄りでタックを強いられる。猿島の真沖辺りから横浜ラウンドタワーめがけぎりぎりに上ってゆく。

ちょっと角度が足りずもう一度沖目にタックしようかと思ったが、面倒なので再び機帆走に直しYBM着10時半か。セイルを仕舞い始めるとすぐM口艇が入って来た。船の片付けが済む頃にはS飼、T田艇も帰着して今回の保田遠足は無事終了した。久しぶりの保田で少々くたびれたが、なにはともあれ楽しい連休の前半になった。シングル操船の自分にとってはあれ以上長い船旅は飽きてしまってしんどい。その意味でも、また、整った環境と施設といった点においても保田はやっぱりいいなぁと思う。今回ご一緒させていただいた皆さん、ありがとうございました。また行きましょうね!

今回も皆さんに写真のご提供をいただきました。ありがとうございます。
[PR]

by 50SanKai-club | 2013-04-30 20:42 | 海遊び  

2013.04.20 大天使 聖T田船長 & 聖M口船長

e0183673_5584782.jpg

荒天承知でYBMに向かう。今日は頼んできたメインセイルが届いているはずだからだ。セイルの新調は同型艇の先輩P&G艇のT中船長のお誘いだった。いつもお願いしている前田セイルさんではないので、不安と多少の躊躇を憶えたが、破格の値段につられてT中船長に相乗りさせてもらったのだ。
それにしても寒い。気温10℃、風速約8m。Houseで預かっていただいていたセイルを船に運び、荷を解き始めるとP&G艇のT田船長もNewSailを持ってやって来た。今のセイルを外し新しいものと交換するのだが、どうやら注文先のマクダイアミッド・セイルスのほうで梱包を間違えたらしく、T中船長艇のものと交換。外したセイルを予備としてたたみ、NewSailを装着した。ところがP&G艇と殆ど同時に“?”の声。新調セイルの大きな売りである車輪付きのスライダーが、マストスリーブは当然問題なく通るのだが、グルーブをふさぐプレートと干渉してつっかえてしまうのだ。一旦グルーブを閉じてしまうとそれより上のスライダーは下に降りず、下のは上がらない。おまけに私の場合、ブームからグルーブまでの高さがあって、そこまでのスライダーを車輪のないものに変更するとしたら、15個中11個交換しなければならない勘定で、それでは折角の品も台無しだ。
予報より早く降り出した雨の中、もう一度セイルを仕舞いキャビンで悩む。スライダーの交換かプレートの自作かそれが問題だ。途中来たT田船長はプレートをステンレス製の薄いものに変えて自作したらと勧めてくれるが決心がつかない。すっかり意気消沈していると、再びT田船長がサンダーないの?と聞く。今日はこんなはずではなかったので電動モノは持って来ていないと告げると「あっそう。」といって引き返して行った。いくらスーパーマリンサービスT田船長でもこの難問は解決不可能だろうと諦め気分になり始めていると、「あった、あった。M口船長がグラインダーを持っていた。早くプレートかしてごらん。」と使いこんだ作業手袋をして乗り込んできた。T田船長がこの手袋をはめたときは奇跡が起こる時なのだ。
本降りとなる中、2枚のグルーブふさぎのプレートをひっくり返しとっくり返しグラインダーで磨く。厚みのあったアルミプレートはみるみるナイフのように薄く鋭く形を変えて生まれ変わってゆく。
この辺でというところでM口船長にも手伝ってもらって実際にスライダーをマストスリーブに通して、グルーブを加工したプレートでふさぎ滑り具合を見て見ることにした。ボルトも小ナベからサラに変えてプレートにも座繰りを削ってのトライだ。
何度か試行錯誤しながら、最後にはプレートの上下の先端部分の形状も大きく変更して繰り返す。そのうちにまがりなりにも上下開通!あとはプレートはそのままに、グラインダーをデッキに持ちこんでの作業。具合を見ながら干渉する部分を削り込んでいく。
どのくらい経ったか?多少の抵抗はあるものの見事に上下開通!すっかり諦めかけていた私は思わず不可能を可能にするT田船長の顔をまじまじと見入ってしまった。
せっかくなので着けちゃいましょうというM口船長の音頭でバリバリと気持のよい音のする新しいセイルを取りつけて奇跡の作業完了。その後、暖かいM口船長艇のキャビンで挽きたてのコーヒーをご馳走になった。美味い!暖かい!ありがたい!
T田船長のトライしてみる行動力と卓越した技術に脱帽、M口船長の親切に感謝の一日だった。

[PR]

by 50SanKai-club | 2013-04-22 06:00 | 海遊び