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2013.10.13-14 穏やかな日は穏やかに過ごす

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信州路から戻って、日曜日にマリーナにやってきた。暑くなく寒くなく、まことに穏やかな快晴。これぞ日本の秋といわんばかりに空も高く透きとおっている。
T田船長、S飼船長は昨日からのご逗留。聞くと昨日は小アジの入れ食いだったという。船を乗り換えて以来、一旦片付けてしまった竿に糸を通すことはなかったのだが、「入れ食い」のキーワードに触発され、e0183673_6284983.jpg急きょサビキ仕掛けをこしらえる。自艇のバウから二人の船長の目の前に糸を垂れると、あっという間に小アジが2枚付いてきた!どうも昨日のコマセがまだ忘れられずにこの辺を回っているらしい。
S飼船長は吹き始めた風に乗ってセイリングを楽しみに船を出していった。しばらく話した後T田船長も帰っていき、ひとりサビキ釣りに興じる。群れが回って来る度に2、3枚釣れ飽きさせない。そのうち旅の疲れか、小アジへの執着よりポカポカ陽気のうたた寝への誘惑が勝ってキャビンにもぐり込む。う~ん、気持ちいい~。木漏れ日のように陽の入り込むキャビンでまどろむ。そう、老人は日向が好きなのだ。zzze0183673_6294665.jpg
どのくらいうとうとしていたのだろうか、のろのろと起き上がって這い出て見るとマリーナもずいぶん人が増え、あちらこちらで楽しそうな歓声があがる。10月だと言うのに真夏日が続いたりして、確かに陽気がおかしいのだが、親しい仲間や家族で船に集まるには絶好の日和だ。S飼船長もセイリングから戻りいつの間にか竿を振っている。つられて自分も小アジと遊ぶ。午前中同様ポツポツと釣れる。もう止めようかと思うとまた釣れる。そのうち夕マズメと思える時間帯に入ったのだろう、わずかな間にポンポンとあがる。小さいものは逃がすが大きさもまちまちだ。e0183673_6304665.jpg幾分手返しも鷹揚になって、惜しいサイズまで何枚か逃がしてしまった。いずれにしても南蛮漬けサイズだなと思う。サッと揚げて甘酢に漬ける。そういえば南蛮漬けも久しく作ってない。たまにはいいだろう。
今日はご近所のG藤船長も来られたようだ。船のLED化の時にお世話になった船長だ。
「いやー、ご無沙汰でした。今日はお泊りですか?それじゃ今夜はご一緒に。」ということになり、G藤船長艇にS飼船長とお邪魔することになった。船長の船は私と同じYMAHA26Ⅱだが、私の“サミシイ”のSではなく、“エクセレント”ともいえるエクストラのEX仕様でズンとデラックスだ。いつもきれいにしていて気持がいい。なんだか同じスペックなのに広く感じてしまう。いつも船長と一緒に乗られている小学校時代の級友の方も来られ4人で始める。e0183673_632129.jpgおでんとビーフシチュー、と思ったらビーフカレーだったりもして愉快だ。S飼船長は酢豚を作って持って来てくれた。それぞれ持ち寄りだがそれで充分だった。何時頃だろうか、珍しくあまり記憶がないままキャビンに戻る。後片付けの記憶もないがどうしたのだろう?G藤船長、K田さん、ありがとうございました。ご馳走様でした。
三連休が終わるとデカイ台風がやって来ると言うが、今日は静かな海日和だった。
日中は小アジと遊んだりポカポカ日和でうたた寝したり・・・。はじめてのG藤船長艇での宴会も和やかで楽しかった。穏やかな秋の日、ゆったりと時間が過ぎていった一日だった。
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by 50SanKai-club | 2013-10-16 05:25 | 海遊び  

2013.09.28-29 T&Oスパルタヨット教室浦賀を行く

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先週の保田の帰路、T田船長に浦賀港沖を通りながら、このこじんまりとして美しい港について尋ねた。もちろん船で行くことを前提とした話だ。保田や富浦、三崎、或いは大島や伊東などどこに行くにしても、今までは通過点で行ったことがないからだ。保田より近いし天気が良ければ往復しても半日だろうと思いながら話を聞いていたのだが、そのチャンスがすぐに来た。今週末も天気がよさそうなのである。
その旨みんなにメールすると、T田船長から一緒に乗るよとありがたい申し出が届き、驚いたことに三浦の先っちょのO田船長まで乗っていくということになった。当初、ベラシスで昼食をとって帰ってこようと、出港の目安を8時台にしていたのだが、実際は「驚いたことに」のO田船長が陸路の渋滞で2時間遅れ、出発は11時頃になってしまった。もうひとつ先週と違った点は風である。私が早々マリーナに到着した時点でMax8mの風が吹いており、もしもっと上がるようならと一応二人には出ないこともあると伝えたのだが、出港の頃には少し落ち着いてきたようなのでもやいを解いた。

東北東若しくは東の風約6m。どんどん海上に繰り出すヨットたちに交じって、抜けるような青空高くメインセイルをあげ、スルスルッと風に任せて気分良くジブを展開した途端、ハラハラとジブが海面に落ちてくるではないか!? またまたジブファーラーの上部が緩み外れたのだ。私はオーナーの癖に「あっ、まただ!」と舌打ちして突っ立っていると。T田船長がサッとバウに走ってジブを海面からあげ、スピンシートにつなげてあげる準備をしている。私もハッと我に返って舵をO田船長にお願いし、T田船長がジブをファーラーの溝に通す呼吸に合わせてスピンシートを引き上げた。船は正気を取り戻したようにヒールしながら無事に滑り出した。ジブが落ちた点瞬、今日は中止だなと思ったのだが、T田船長の機転で助かった。当然ジブは展開率を調節したり閉じたりはできないが、走ることには何の支障もない。こういう咄嗟の機転の大切さをT田船長から学ばせてもらった。
e0183673_6331739.png風は東から南南東の間を振れながら6、7mで推移している。アビームからぎりぎりクローズドの範囲で、左舷からの風とうねりを受けて進む。油断すると波頭に舳先を叩かれるたびに鋭く弧を描いて切れ上がろうとする。ヤマハ26Ⅱsはセイルが大きい分ウェザーヘルムが強いのかもしれない。ちょうど観音崎を切るコース取りで進んでいると、その手前で急に南南西の風にシフト。必然的にタック。船は大きく右から左に傾き観音崎を越えた。久里浜の三本煙突を見ながら徐々に陸寄りにコースを取るとあの美しいこじんまりとした浦賀港の入り口がきらきらと輝きながら近づいてくる。しかし、港に入るにはトラブル後応急処置で走ってきたジブを降ろさなければならず面倒である。それに船を出した時間も押していたのでこのまま帰りたいと考えていたのだが、T田、O田両先生は入り江に入ろうと言って譲らない。あやすようにだますように、なんとなくやんわりと押し切られた格好で入港することになってしまった。急ぎメインとジブを降ろし、入ってすぐ左手前のベラシスに向かう。コジャレタマリーナだ。e0183673_63531.png以前人気若手俳優がラリパッパで飛び降りたが一命を取り留めたというマンションが併設されており、マリンライフを楽しむには絶好のシチュエーションになっている。今ではそのラリパッパが一命を取り留めたと言うので、普通なら事故のあったマンションとして不人気を買うところだが、縁起がいいという評判なのだとO田船長が話してくれた。(笑)
ベラシス内を2、3周回ってから更に浦賀の奥に進む。ベラシスの対面にあったコーチヤは現在はなくなり、施設は別の経営者に渡ったとのことだ。目の前を古風なデザインの渡し船が往来している。船着き場を見ると結構な人数の利用者が立ち並んでいる。その奥右手には小さなマリーナ。そして、泳げば渡れそうな港の奥で、二艇のヨットがアンカリングで宴会を楽しんでいた。
e0183673_6371012.jpgめでたく浦賀港探訪も終わり、面倒なジブの応急システムもあげ直し帰路に着く。
はじめは西寄りの風で観音崎を回れるあたりまで沖に出る。すると、やがて風は東にシフトし始め、観音崎を過ぎるころにはクローズドになった。もうギリギリという航路入口あたりまで上ったらタックして、完全に北東に変わった風を捕まえ母港を目指す。風はどんどん上がり、多分、最終的には10mオーバーくらいに達し、見回すと他にヨットの姿は見当たらない。帰りのスキッパーはT田船長だが、余裕しゃくしゃく、いや、むしろ嬉々としているようである。途中、きつくなる一方のウェザーヘルムを和らげるために練習も兼ねてメインをリーフする。今日はただでもジブの調節はできないのだ。O田船長ご指導のもと、最初1ポン、そして更に2ポンと絞った。セイルがデカイ。私のリーフポイントは1.5と2.5に作ってもらっているが、2.5ポンでもルボンのフルにやや足りないくらいだとO田船長が笑う。
ドン吹きの中、両ベテラン船長のお陰で無事に帰港することができた。私ひとりなら決して船を出さない海況だったが、出した後に吹いたらと思うと今日は本当に有意義なday sailingだった。ポンツーンに降り立つと、T田船長が、「いや、今日は久々にヨットらしい走りだった」と一言。 「じぇじぇじぇ、かっけー!」(笑)
百戦錬磨、臨機応変に機転を効かせるT田船長、強風をいとわないディンギー上がりのO田船長のお二人に感謝。
T&Oスパルタヨット教室マンセー(万歳)!!


*T田船長から写真のご提供をいただきました。ありがとうございます。
 また、航跡図はクリックすると拡大されます。
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by 50SanKai-club | 2013-10-04 11:46 | 海遊び  

2013.09 二回目の三連休は上天気!

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今月は贅沢にも二回の三連休。しかも珍しく好天に恵まれたので保田に行って来た。
メンバーは、“BBQ同志会会長”T田船長、“いなばタイカレー&ナン愛好会会長”S飼船長に船頭の私だ。マリーナに着くとW井船長がいた。久しぶりだし一緒にどう?と誘うが、愛艇ルボンの窓の張替だと言う。手伝いたいのもやまやまだが保田があるので失礼することにした。今年も海水温度の上昇と共に船底への海洋生物の猛攻が続き少々重たい感じだが、保田辺りまでなら問題ないだろう。ポンツーンに着くとS飼船長が船周りを掃除していた。10時頃に到着予定のT田船長を待つ間に出港準備を整えた。今回はT田船長が同乗してくれると言うので楽しみだ。e0183673_21552765.pngというのも、長い時間一人で乗っているのは退屈で苦手なのだ。とにかくヨットは遅い。陸路自動車で行けばあっという間に着けるところを風任せ、潮任せで行くのだ。干潮の払い出しに乗って東か西の風でも吹いていればまだしも、少ない経験からしても逆潮、或いは、無風、時には逆潮・逆風なんていう場合の方が断然多いのだ。だから時速4ノットでも保てればすっかり嬉しくなって、「おー、4ノットだぜぇ。」などと口にしてしまうのだが、1ノット1852mってことは、たかだか時速約7.4km!決して速くなどないのだ。そして、いわば揺れのひどいノロノロ運転に身を任せ、長時間身体は横向、首は前向き状態でいることは、腰痛持ちとしては時に耐えがたく、何よりも苦痛なのだ。そういう意味でもT田船長に同乗してもらえることは有り難いし、ベテランだけに心強い。それにもう一つ今日は楽しみがある。それはOut Door用の座イス。なるべくコックピットのベンチ幅に合わせて座幅の狭いものを探し、まぁまぁこれならというものが見つかったのだ。e0183673_21573861.jpgこれでクルージングの大敵、退屈さと腰痛に打ち勝って楽しい一日を過ごせるに違いない。海況はいたって穏やかで天候も良好。まさに絶好の海日和なのだが、唯一つ、観音崎手前あたりまで風が弱かった。それ以降はやっと吹きだし、いつもの通り久里浜のフェリーを過ぎたあたりで保田へ渡ろうと思うのだが、本船の出船入船が列をなして航行していてなかなかタイミングを計るのに時間を食う。巨大な自動車運搬船などを目の当たりにしながらなんとか千葉側に渡ると真正面に鋸山がそびえ立っている。沿岸を漁具に気をつけながらさらに進むと保田漁港のクレーンが近付いてきた。漁港正面には言わずと知れた定置網がある・・・・はずなのだが今日は見当たらない?どうも私は漁網というやつには臆病で慎重に過ぎるのだろうけれども、今日はT田船長がバウに立って指示してくれるので安心だ。どうやら東京方面から来て手前に常設している定置網が今日はないようだ。
漁港はのんびりしていてポンツーンに仰向けに寝ると青い空にトンビがくるりと輪を書いている。あ~気持ちいい。夕暮れを待って3人でイッパイ始める。つい先日が満月だったので、今夜も良い月気が上がった。先日の満月は何年かぶりの上物で、次回は6年だか先になると言われて改めて見上げると、つい今しがた山の合間に顔を出したと思ったお月さまはもうぽっかりと中空高くに浮かんでいた。虫の音、月の光、程よく船べりをたたく波の音。保田に来て秋の夜長を楽しんだ。
e0183673_21592043.jpg翌朝の快晴。昨日同様海況も穏やかで風は弱い向かい風だ。6時半頃保田に別れを告げて出る。潮が悪く、大潮の下げである。神奈川側に渡り久里浜を横目に北上するが観音崎に近づくほどに逆潮がきつくなる。潮目もくっきりと川のような流れだ。相変わらず風は期待できないので機走で乗り切る。赤潮やら浮遊物が押し寄せてくる。こうして潮が入れ替わるから、なんとか東京湾もきれいでいられるのだろう。11時過ぎに無事帰港。降り立つとW井船長が窓枠交換の大詰めを迎えていた。ほんの少しだが手伝いもできて良かった。それにしてもW井船長、やっぱり器用だ。両舷の窓とバウハッチがきれいになっている。
彼曰く「新艇みたいでしょ!」。う~ん、そう見えなくもないかな?素晴らしい。
S飼船長に、買い出ししてきますので今夜も一緒にやりましょうというと、「いなばのタイカレーとナンはあるよ」とのこと。T田船長が横で何か言ったが聞きとれずにもう一度聞き返すと、「カレーとナンがあるっていうことは、BBQ用の買い出しだな」・・・。なるほどそーいうことかと可笑しくなった。後でS飼船長にそのことを言うと、「俺もまずいこと言ったかなと思ったよ」である。(笑) 炭も起き煙を上げようかというところに、3週間ぶりでM口船長がやってきた。やーやーしばらくと荷物も置かせず呼び込んでBBQの始まりである。宴も済んでM口船長艇でコーヒーをご馳走になった。e0183673_2212626.jpgうん?うまい珈琲だと言うと、ご子息が保土ヶ谷で「帷子珈琲」という美味しい珈琲も飲める焙煎専門店を開いたとおっしゃる!? その一杯は香りの抜けもロースト具合もちょうど良く、後味にほんのりと酸味があってすっきりとしたものだった。ご馳走様でした!息子の店のものだけどと帰りにお土産の珈琲までいただいてキャビンに戻った。
数年前に、やはり秋の保田に出かけたが、その時も素晴らしかったし、今回もまた良かった。夏の喧騒が過ぎ、しみじみとしたクルージングの残照と、ご子息の焙煎した珈琲を丁寧に入れておられたM口船長の印象が蘇り、なんとなく温かく満ち足りた気分にさせられた。

*S飼、T田両船長から写真の提供をいただきました。ありがとうございます。
 また、海図、航空写真はクリックすると拡大されます。
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by 50SanKai-club | 2013-10-01 22:12 | 海遊び