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2016 3月の三連休@志賀高原



年々スキーに出かける回数が減ってきてしまっているが、今シーズンは、今までに経験のないほどの暖冬と相まって、やっと3回目だ。
しかも今回は、スキー目当てではなく、湯田中・渋温泉郷の金具屋のお湯を楽しむのが目的というものだ。
そうは言っても、せっかく北信に行くのだから・・・・という訳でスキー道具も積み込んだのだが、スキー場は現地で見つくろうというバアタリリアリティーで対処。その結果、焼額山手前の一ノ瀬で落ち着いた。
道路を挟んで宿泊施設がひしめく背後には、見渡す限りのゲレンデ、またゲレンデ。春の陽気に広々としたゲレンデで気持が良い。
結構真面目に滑ってから、1時間ほど道を戻って湯田中に向かう。
渋温泉の、所謂温泉街はすこぶる情緒があってよいのだが、分り辛い。その細道をそろそろと車で辿った奥に金具屋の看板を見つけた。
さすがに江戸時代から続いたと言うだけあって古めかしい。現当主は9代目ということだ。
ひと風呂浴びて、夕方からこの9代目の館内説明会に参加した。鍛冶屋から旅館に移行した当初は、湯治場だったとのこと。個人的には湯治部も残してほしかったが、その後の世の中の変遷に伴って、金具屋も変化してきたそうだ。
思った通り、熱めだが気持のよい温泉と、情緒あふれる宿に満足した旅だった。
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by 50SanKai-club | 2016-03-21 11:42 | 山遊び  

2011.10.10 栗(九里)より(四里)美味い十三里

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晴れ渡る体育の日、川越に行ってみた。古来江戸と直結して栄えた街である。e0183673_537267.jpgまたサツマイモで有名な地で、昔は焼き芋の看板は「八里半」とか「十三里」と掲げられていたらしい。「八里半」とは栗(九里)に近い味の意であり、「十三里」とは栗より美味いと言うことなのだ。自分ではずいぶん長い間、川越が江戸から十三里の距離になるからだろうと思っていたのだが、見当違いだった。それに日本橋からは十一里足らずのようだ。この辺の話も深いものがあって簡単にというわけにもいかないが面白い。西武新宿線・本川越で降り、最初に足を向けたのは名刹喜多院である。創建は古く平安時代、淳和天皇の勅により、e0183673_5375341.jpg天長7年(830年)に慈覚大師円仁が起こしたとされている。その後兵火にも焼かれたが再建され、特に江戸時代には徳川家に厚く遇せられ随所にその所縁の深さを感じさせている。境内は数日後に控えた川越祭りの準備もあって静かではなかったが、さすがに落ち着いた風格のある佇まいである。その威容は慈恵堂を中央に、南には慈眼堂、仙波東照宮、北には客殿、庫裡などを配し堂々たるもので、山門近くには五百羅漢もあって興味深く立ち去り難い居心地の良さに包まれる。e0183673_5392043.jpg山門を出て、最近つとに有名な小江戸に向かう。天気の良さにのんびりと進むと大正浪漫通の古めかしい石造りの町並みにやって来た。人通りもまださほどではなく、青い空に石造りの町並みが一層白く映えて映る。やがて一折れで蔵造りの町並みとなる。流石に三連休とあってここはごった返しており、折しも軒をつなぐ紅白の祭飾りと相まって煩いほどであった。本川越駅から蔵造り通りへと、今もこの街のメインストリートであるためかバスから観光客の車から数珠つながりとなり、折角の歴史的情緒あふれる街並みもただただ騒々しいだけで、仕方なく歩道にあふれる人並みの頭上から、やっと蔵造りの家々の屋根をのぞくといった具合なのであった。e0183673_5402750.jpg流れに揉まれながらしばらく行くと時の鐘楼のある通と出合う。表の県道とは違って車こそはさほどでもないが、やはり人でいっぱいだ。この小江戸と親しまれている街の一角も全体が観光地に特化した訳ではなく、地方小都市の生活感も入り混じった雑然とした感じがある。きっとこれからの長い時間をかけて更に観光地としての機能や雰囲気を増してゆくのかもしれない。店々の内訳もまた同じで、日用雑貨ありスポーツ用品店ありの中、土産物店や飲食店が立ち並ぶ。観光客相手の店と言えば、ご当地名物のイモである。焼き芋、ふかし芋、芋ようかんといったものを商う店が多い。e0183673_5411929.jpg昼時で昼食を取ろうと思うがどこも満席で空きがない。めし処といえばこれもまたうなぎ屋ばかり。もっとも妙なラーメン店に列を作っているよりはましではあるが、どこを向いてもうなぎの看板だ。特に小江戸らしい趣のあるうなぎ屋などは外まで客があふれ出て待っている。この地のように狭い範囲を見せる観光地であれば、人の流れ、車の乗り入れなど、もう少し工夫がほしいものだ。観光と一言でいってもやはり質があろうというもの。来た客にわが町のどこをどう観てもらおうかというコンセプトが大切である。訪れる人々も馬鹿ではない。その辺の、見せる側の心配りは必ず感じとっているはずだ。
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by 50SanKai-club | 2011-10-14 05:41 | 徘徊  

2011.05.14 新緑ランチ

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まだ何となく手放しで遊びに行く気になれず、週末は家事もあったので近所を徘徊して茶を濁して過ごすことに決めた。それにしてもこういう日に限っていい天気である。(笑)昼食を兼ねて散歩がてらに「ガーデン・スクウェア」内のイタメシLa Venturaに行くことに。e0183673_1004286.jpg
ここはつとに有名な店らしく調べてみると食べブログ系に沢山掲載されている。有名かどうかは私には関心がないが、緑あふれる中で食事できるのが嬉しくてお気に入りなのである。元は植木の生産販売をしていた所なのだろう(今も販売している。)広い庭に小洒落た洋館が緑に埋まるように建っていて、1階がCafeと植物、2階がイタメシという具合だ。以前一度来たが、やはり新緑のころだったような気がする。席に着くと、ついこの間終わってしまった桜の時期に来るんだったと後悔した。そうだ!最初に来たときもそう思ったのだ。デジャブーみたいに思い返した。レストランになっている2階はいっぱいに庭に向けて開け放たれてとても開放的だ。また、肝心な料理も丁寧でリーズナブルだ。
e0183673_1021169.jpg散歩にはちと大仰なカメラで静~かにバシャバシャ遠慮がちに撮る。席は満席で、この日は運よく飛び込みで空いていたが、どうやら常連は予約するのが常のようだった。
店のスタッフは忙しく動き回り、料理名と数を純粋なカタカナ発音のイタリア語で叫ぶ。客は老夫婦、アベック、家族連れといろいろだが誰もがみんな一様に静かに食べている。なんだか好対照で面白い。
ゆっくりと食事を終え店から表通りまで出ると、街の喧騒が排気ガスと共に戻って来た。ほんの少し引っ込んだところに、小さな森の中で食事が出来る場所があるのはありがたいことだと思った。散歩の後半は大きく回りながらうまいパン屋まで行くことにしよう。
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by 50SanKai-club | 2011-06-08 05:34 | 徘徊  

2011.05.06 寅さん

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大震災の日、勤め先の千代田区から中野区の自宅まで徒歩帰宅してみた。車道は駐車場と化し、歩道は人で溢れかえっている。やはり災害時は尋常ではないのだと実感した。広い交差点で歩行者横断に信号3回待ち、それでも渡れず遠回りを承知で途中までplan‘B’で行くが、これが相当遠回りとなってしまった。最短13キロ強だが、この日はそんなわけで15キロ。で3時間ちょいかかった。川のように流れる歩道では休むところもタイミングもなく、仕方なく歩き続けた。沿道のコンビニなどはどこもひどく混雑しており、立ち寄る気にもならなかった。あの日以来、しばらくの間は頻発する余震に怯えながら生活していた。体も揺れに敏感になってしまい、どこかにセンサーを組み込んだかのように微細な揺れにも感応できるようになった。
e0183673_9261942.jpg折角例年以上の雪に今シーズンはテレマークも精進しようと考えていたが、やはりこれもあの日以来消し飛んでしまった。そして大型連休も泣かず飛ばずだったがさすがに持て余し、気晴らしに念願の?「葛飾柴又です!」まで行ってきた。ご存知「寅さん」で見るよりもこじんまりとした街で、帝釈天の参道などもそれほど長くはなかった。駅前の「寅さん」に挨拶してから寺に向かうと随分立派な店が両側に展開していて浅草仲見世よりちょっと風情をとどめているような感じである。本堂に上げていただくとと、幾度となく映画に出てきた境内が美しく広がる。回廊に上がると御前様(笠智衆)と同じ目線で境内が見渡せる。今にも雪駄履きの寅が我次郎を追って山門から飛び込んできそうだ。e0183673_9274539.jpg楽しい妄想は尽きないが、その足で少し離れた寅さん記念館に向かう。途中葛飾区が保存してるという「山本亭」の庭先を通って表に飛び出すと記念館の真裏に出る。なぜ真裏なんだろうと首をひねるのだが仕方ない。回り込んで記念館に入った。この建物は巨大なトーチカのようで、横を流れる大河、江戸川の土手と一体化しており、建物の前後から階段を上るとそのまま土手に通じるようになっている。土手を川に沿って下れば水元公園。上れば矢切りの渡し。そういう所に建っているのだった。美術館、博物館の類ではないので展示物の数も多いわけではないが、寅さんという全48作の映画にまつわる展示物が面白く見られるように配置されていて、ちょっとロケ現場のようで楽しい。お馴染み「とらや」のセットなどは大いに気に入った。いたるところで映画の一場面が映し出されており、ついつい立ち止まっては見入ってしまうことになる。寅さんこと渥美清が逝って15年。思えばこのころの俳優は端役から主演まで、誰もが一切私生活の臭いをさせず正に「銀幕のスター」達だった。そのカリスマ性が作品を見る者に夢を与えたのだと思う。メディアに媚びてちょろちょろあちこちに顔を出さず、叩かれてもじっと沈黙し、作品の中でこそ生き生きと役を演じて見る者に夢を与える。そんな俳優堅気のある時代だった。渥美清もまた然り。だからこそ今でも寅さんも生き続けているのだと思う。映画の中の人物としてではなく、実際にいた男のように。
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by 50SanKai-club | 2011-06-08 05:20 | 徘徊  

2011.02.13 散歩 (阿佐ヶ谷周辺)

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二月の三連休。本来なら白銀の世界にいなくてはならないのだが、ちょっと気持ちのタイミングがずれてしまって家に引きこもっていた。そう、天気も天気で日本列島はすっぽりと低気圧とそれらから伸びる前線に囲まれてしまっていた。そして三日目、やっと太陽を拝んだ。さすがに二日間も家にいると形状記憶老人になってしまう。冬のケヤキ並木を歩きたいと思い阿佐ヶ谷を散歩してみた。
e0183673_1216541.jpg広葉樹の好いところは夏葉を茂らせて日陰を作り、冬葉を落として大地を明るくしてくれるところだ。野方の家を後にして妙正寺川沿いにしばらく行くと見慣れていた古い団地が姿を消し、立派な新しいものに建て替わっていた。整然と明るく整えられたのはよいのだが、気に入っていた本当にささやかな木立が無残な姿に変えられており少々複雑な思いがした。静かな住宅街をなるべく早稲田通りに飛び出さないように阿佐谷方向に進む。やがて中杉通りとの交差点だ。野方に越してきた当初は、今は亡き愛犬を連れての道すがら、この交差点近くのモスバーガーで朝食を買い込んで帰ったものだ。24時間営業の店で、早朝だというのにいつ行っても狭い店内は散歩途中のオアシスとばかりにお年寄りで満員だった。e0183673_12202436.jpg愛犬もその店も今はもうない。何日か振りの太陽が葉の落ちた並木道に心地よく注いでいる。午後の温もりのある日向を歩く。老人は日向が大好きなのだ。早稲田通りから青梅街道に向う立派なケヤキ並木は緩やかに上り下りしている。駅までの途中、小洒落た店が時々足を止めさせる。
この並木は穏やかでゆったりとした、武蔵野らしさをとどめる道だが、見慣れない店もあるのだから町は新陳代謝を絶やさないのだろう。やがて全国共通駅前風景にたどり着く。まだ高校を卒業し家を飛び出して自活していたころ、阿佐ヶ谷南口から青梅街道方向に住宅街を分け入ったところにあった出版社でアルバイトをさせていただき大変お世話になった。e0183673_1221319.jpgそういう訳で阿佐谷の四半世紀以上前の記憶も少しあるのだ。
JRの線路を潜ってまずは「阿佐ヶ谷パール街」を流す。ここは青梅街道から世尊院或いは神明宮への参道だったのではないかと思う商店街で、以前は落ち着きのあるアーケードだったのだが今は下町の商店街の様相で以前の面影はない。それでもまだ古い個人商店が残っており、「あ~、ここ、ここ。・・・」などと独りごちに昔の思い出を追ってしまったりもする。一旦この商店街を戻って、線路の北口に出て昔なじみの酒処を探しに行ってみた。e0183673_12235938.jpgこのごろは足が遠のいてしまい記憶の中の名前は「くじら屋」のはずであったが、行ってみると実際は「だいこん屋」だった。なんともまぁ、脳みそにも錆が出始めているらしい。表通りからだいぶ入ったところに懐かしい店はあった。日中ということもあり、今でも店をやっているのかがわからない。シャッターにはどこでも見かける悪ガキのスプレー落書きがあったりして、もう閉まったままなのかと心配にもなる。しまった店の前で佇んでいても仕方ない。世尊院の方に足を戻し、中杉通りの一本裏を早稲田通り方向に戻ると突然立派な社殿に行き当たった。神明宮である。e0183673_1228226.jpg早くも建久年間(12世紀ごろ)には一社を構えており、名のとおり御祭神は天照大神である。平成21年の大改修を経たばかりの真新しい神殿はとにかく美しく、この辺りには不釣合いなほど広々とした境内は冬の日差しが隈なく差し込んでいて気持ちがよい。作法どおりお参りを済ませ中杉通りに戻った。
途中、本物のアンパンマンをウィンドウに飾っている小さな自家製パン屋さんで午後のおやつを買い込んだ。種類こそたくさんはないのだが、割と好ましいものが二つ三つありトレイに乗せる。最後にこれも自家製のピーナッツバターを買って店を出た。陽も少し傾きもう暖かさを失い始めている。早く帰って午後Teaにしよう。
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by 50sankai-club | 2011-02-19 04:29 | 徘徊