09.10.3 名月や 嗚呼、名月や、名月や。ワォー!

e0183673_4382246.jpg中秋の名月をめでた。先週、I崎船長が今年は秋の長雨がないと言っていたが、聞いていたかのように週明けから秋雨が続き、今日も昼過ぎまで降ったり止んだりだった。マリーナの旗も注意の黄色で今朝船を出したS飼船長も波が立って曳き釣りが思うようにできなかったようだ。それが午後になって風こそ少し上がったものの前線の南下に伴い天候は好転し、夜に入るとめでたく中秋の名月となったのだった。
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今の季節はちょうど暑くも寒くもなくありがたい。今夜はS飼船長と二人、月をめでながら持ち寄りで酒盛りだ。ここのところS飼船長と私は早朝の曳き釣りに出る。結構密かな楽しみとなっている。(笑)今宵の酒盛りも缶ビール数本とワインを1本空けたところでお開きとして、明朝の漁に備える。
ところで、本物のヨットマンたちは釣りには大して興味を持たない。持ったとしてもあくまで旅程の余興なのだ。しかもその場合の「釣り」とは曳き釣りが殆どのようだ。走ることが本業である彼らが船を止めないのは当然だし釣れても余興、釣れなくても余興なのだ。だからヨットマンたちに案外釣り音痴が多い。その道では相当な猛者の方から「今度キス釣り教えてくれ」などと言われてこちらのほうが驚くやら恐縮するやらなどということもある。自分はというともちろん本物のヨットマンではないし、もともと釣りたくてボートに乗っていた者が、ある日突然ヨットの舵を握ったのだからソチラの方にも未練たっぷり・・・。そこが悩みの種なのだ。e0183673_5345841.jpg
何故かというとヨットの場合、この走ることと釣ることの両立を図るのが意外と難しいからだ。私のBlue Waterなどに至ってはバウにアンカーウェルもなく、「ひたすら走る!」というコンセプトを具現化したような舟で、設計者武市氏の「クォータートナー・サイズのボートにできるだけ快適な居住空間と容易な操縦性を持たせると言った条件を第一に踏まえた上で、可能な限りの帆走性能を追求する・・」という意図そのものなのだ。日本製クルーザーの創世記にあってはどれだけ走りにストイックだったのか往時が偲ばれるというものだ。従ってヨットの場合殆どが曳き釣りになる訳で、不埒にも碇を下ろし竿を出しての腰をすえた釣りをしようなどと思ったら相当面倒な作業を伴うことになる。
ヨットの夏、走りの夏(そんなに走れなかったにしてもだ!)が終わり、アイナメの湯豆腐が恋しい季節ともなると何とはなしに切なくなる。ヨットに乗り換えたことに些かの後悔もないが、海彦の欲望が疼き、「ヨット de 釣り」のもどかしさに悶え、中秋の名月に向かって吼えたくなってしまうのだ。 ワォ~~!と。
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by 50SanKai-club | 2009-10-04 13:34 | 海遊び  

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