10.07.03-04 君は生き残れるか?突然ブチッと切れたら!

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懸案の自作ビニミトップ作成の件では先週の反省を踏まえて、徹底的に現場での採寸をしようと未完成の屋台風天幕を持参して下書きなどをやるのだが、船は浮き物揺れる物で測るたびに微妙に違ったりする。どれが正しいマークだったのか???という有様だったが、なんとかこれで行こうというところまで辿り着いた。しかし、問題は不慣れなミシン!舵・シープラザでコーラル地を購入したときに付いてきた糸一巻きを使い果たし、本日来る途中でもう一巻き買足してきたのだ。ベルクロも同様に1m追加した。それにしても明日帰宅してからまた縫製作業かと思うと気が重い。しかし、屋台の骨組み完成から3年。コーラル生地もそのとき購入したのだからこちらも3年熟成!?いい加減で決着つけなくちゃと自分に叱咤して土曜の作業は終了とした。
e0183673_4392678.jpg今夜もこのところのレギュラーメンバーであるI崎、S飼、T田船長と私で一杯始まる。お腹も満ちてT田船長のデッキでくつろぎながら話していると、アキレス腱か靭帯の断裂したような異音がした。見るとT田艇の左舷側ライフラインがたるんでいる・・・。何だろうと気にはなりながらも話し込んでいると、前に座っていた人の姿が急に掻き消えてしまった!ご本人もあまり突然のことで声も発しないままである。我々も咄嗟には何が起きたのか理解できない。スローモーションのように目の前で人の両足が大きくVサインを作って船の外に吸い込まれてしまったのだ。e0183673_4405811.jpgすべてがあっという間の出来事だった。幸いポンツーにぶつかったりどこかに挟まれてけがしたりせずに済んだ事故だったのだが、つくづく思わぬところに落とし穴があるものだ。それに落水するとほとんど一人では上がれないだろうと思う。これは本当に恐ろしいことだ。このマリーナでは2艇一組の船だまりの真ん中に引き出すタイプの非常用ラダーが設置されているが、これもポンツーン上につかまるところがないため上半身を桟橋に乗せるには腕力を要する。結局近くの船のラダーが確実だが、通常引きずらないよう止めてあるので水面からは落とせない。せめて自分の船だけでもこいつを水面からでも降ろせるよう工夫しておいた方がいいと思う。e0183673_4422159.jpg落水した方には大変気の毒だったが、普段からもっと経年による劣化に気をつけなくてはいけないなぁと思った。しかしヨットはそういうパーツが多すぎる。ワイヤー類も多いし、取り付け金具の類も同様なのだ。それらのメンテに気を配りながらというと多くの品物の交換時期やら年数を把握していなければならない。皆心配になってそれぞれ船のライフラインを点検してみると結構キテいる。私のもスタンションの部分のPVCカバーが切れ、ワイヤーにははっきり見て取れるくらい錆が浮いていた。危ない危ない。一人で乗って出ているときに、ハーネスラインでも取っていればいいが、突然ブツッときたのでは堪ったものではない。いろいろな部品の中でも最も丈夫であると思っていたステンレスワイヤーの断裂を目の当たりにしただけに不安になってしまう。そんな訳で居合わせた者は皆一応にそれぞれライフラインを交換しようという結論に達した。また、今回の事故の教訓としてわかったのだが、断裂直前の異音はワイヤー本体がPVCラミネート内部で切れた音だったということだ。e0183673_5192560.jpgその後かろうじて外皮だけでつながっていたものが更なる加重に耐え切れなくなって断裂している。どうもPVCラミネートされた通常のライフラインだとラミネートが劣化して亀裂が生じた場合、付着した海水などがそのまま留まって錆の原因になるようなので裸のステンレスが良いかも知れない。乗降の際やデッキなどで寄りかかる場合どうしてもラミネートされたものよりは固く感じるだろうが、知らぬ間に内部で腐食が進む方が恐ろしい。

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翌朝にはF谷船長も別の宴会から戻ってきて朝食で合流。穏やかな朝に誘われてS飼船長を乗せて港内遊覧にでる。すぐ後からT田艇、I崎艇と出てきてしばらく港内を遊覧した。舵を握りながら一緒に遊覧している僚船を眺めていると昨夜の出来事が思い返され、けがもなく無事に済んで本当によかったと思った。
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by 50sankai-club | 2010-07-09 06:53 | 海遊び  

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