2012.08.25-26 初めてのそば打ち・夜のマリーナ

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酷暑の続く毎日。一日で一番気温の下がる夜明け前ですらぬるく感じる。そんな土曜の午後、誘われて初めてのそば打ちに挑戦だ。14時、誘ってくださった知人の案内で会場へ。今回参加させていただいた教室は港区の施設の一室で開かれている。e0183673_5211328.jpgすぐ目の前には青山墓地が広がり、真っ青な夏空と入道雲を背景に遠くには東京を代表するようなビル群が林立する。間近の夏草にむせかえる墓地の静寂さとのコントラストが面白い。
到着すると代表のI田氏と数人の「師範格」の方々がおられ、早速ご挨拶をした。講習室とされている部屋には流しやガス台などが設置されており立派な厨房だ。代表のI田氏は広告・企画などのお仕事をされている。そばとの出会いや、段位の話、そば屋の味、客の舌、科学的計測値のズレについての考察など面白い話を沢山聴かせていただいた。Rugger Manのような体躯、気を使わせない人柄、飽きさせない話。さすがに会員数が100名超となるのも頷ける。e0183673_5221058.jpg今日、私を誘ってくださったH氏がそばを打ち始める。彼はすでに5回ほど経験があるらしい。時折師範格の方の助言を聞きながら、慣れた手つきで粉が玉に、玉がそばに仕上がっていく。第1工程はこうだ。1kgの二八粉を3回に分けて水回ししていく。次に塊にしたものを力の限り練り、空気を出してから鏡餅状に整形する。第2工程は鏡上のそば玉を手で3、40cm位の円盤状にのばし、いよいよ伸し棒で、最初は丸出し、つまり円形に、次に四角e0183673_5231886.jpg出し、つまり四角形に、厚み1.5mm程度までのし広げてゆき、最後はきれいにたたんでこれを厚みと同じの幅で切っていくわけだ。いよいよ自分の番。わざわざI田代表が教えてくださるという。最初の水回しが一番肝心な作業だとおっしゃる。このでき不出来が全てなんですと言いながら、初めての私のためにその作業だけは済ませて下さった。練りの工程、伸ばしの工程と随所にユーモアも交えながら薫陶をいただき、「初めてのそば打ち」をなんとか終了することができた。三々五々顔を出して自由にそばを打ち始めた会員方が打ち終わる頃、極上の鴨を炙って鴨セイロがふるまわれた。美味い!その他にも途中途中に美味しいつまみがテーブルを賑わせ、油断するとそばをいただく前に満腹になってしまいそうだ。e0183673_5241942.jpg
教室をでると17時。一旦帰宅して19時にマリーナに向かうが、高円寺の阿波踊りのためか、つまらぬところで交通渋滞にあってしまう。実は夕方、T田船長と連絡を取り合ったところ、私の到着を待って一杯やろうと言うことになったのである。20時過ぎになりそうだと到着見込みも話したが待っていてくれるという。ありがたし! 1人で飲むためにだったら、少なくとも今夜は船には辿りつかなかっただろう。夕食も1人でとらせてしまうことになるし、20時過ぎまで待たせるe0183673_5251054.jpgT田船長には申し訳ないと思うと同時に友のありがたさを感じるのである。
慌てず急いで20時30分頃マリーナに着く。途中、明日の朝食を調達にヨブン・イレブンに寄るが、この時刻では選べるほど食材はなかった。工場街のコンビニは時を逃すと空の棚を眺めに行くようなものなのだ。
T田船長艇のデッキには準備万端のテーブルが設えてあり、声をかけるとグラスも冷やしてあるという。素晴らしい!やっと涼風渡るデッキに腰を落ち着け、冷えたビールで乾杯!酒盛りは23時過ぎまで続き、明朝のトローリングを約束してお開きとなった。
目が覚めると5時を回った頃。う~ん、昨夜の日本酒が・・・・。キャビンから這い出ると隣からT田船長もお出ましである。そそくさと出港準備をして、いざ出陣だ。
そろそろこの辺にも回遊魚が回り始めたようで、つい2週間ほど前からイナダが釣れたとかアジが回っているe0183673_531426.jpgとか聞くようになった。現に、ここ数年、すっかりトローリングに開眼したS飼からも立派な獲物の写真が送られてきていた。私の26で出港。早速流し始めるが、魚探の反応は芳しくない。それもその筈、今朝はサゲいっぱい。しかも折悪しく潮どまりのようだ。それでも去年の実績ポイントを中心に流す。時折イワシの群れと思われる細かい魚群が現れるが、海底近くだ。つまりはFish Eaterに追われてはいないと思われるわけだ。船を乗り換えて初の曳き釣り。前の船ではアウトリガーで綺麗にスプレッドしていたヒコーキも、ただ船尾から流すとラインが水の抵抗を受けて思うように広がらない。中央からは潜行板だ。いずれも実績のある弓ヅノを曳かせている。こいつらでかからなければ魚がいないかコースがまずいかだ。
e0183673_5315188.jpg7時まで曳いた。結論はオデコ!最後に右舷のヒコーキにかかっていた良型のアジを抜き上げる途中で船縁に当ててポチャン!逃した魚は夢と話の中で大きくなるばかりだ。
あれが取りこめていたらアジの水なますにして食いたかったぁ・・・。アジを小口切りにして小鉢に盛り、冷えた味噌汁をかけまわした夏ならではの料理だ。私は冷汁同様、ほんの少し酢を加えたのが好きで、最後に白ヒゲ、みょうがなど薬味をたっぷりと載せて茶漬のように食す。おー、狂おしい水なますよ、さようなら~。
ハーバーに戻って簡単に朝食をとる。日差しはもはや殺人光線のようだ。T田船長も私も噴き出る汗に閉口しながら各々帰り支度を始める。先にT田船長を見送って、採寸作業をしにキャビンにもぐるが長くは持たなかった。日向の金魚のようにパクパクしながらデッキに這い戻り、切の良い所で船を降りた。この週末は忙しかったが、知遇を得てそば打ちも体験できたし、T田船長のお陰で船にも来られてよかったと思う。欲を言えば今朝のアジだが・・・、もう言うまい。まだ秋は始まったばかりなのだ。
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by 50SanKai-club | 2012-08-28 05:34 | 海遊び  

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